海外男子

第1試合から主力ペア激突！　初日午前の組み合わせをレックスが分析

2016年12月14日（水）午後2:02

ダークスーツに身を包んで登場した両チームの主将、選手たち。現地時間29日、4万5千もの観客が見守る中、雲一つない快晴のヘーゼルティンナショナルで華やかな開会式が執り行われた。いよいよ翌30日、2年に一度の欧米決戦ライダーカップの競技がスタートする。

国の名誉、プライドをかけた死闘、熱戦を明日に控え、式の最後には大会初日の午前フォアサムマッチの組み合わせが発表となった。第1試合から主力ペアのぶつかり合いとなった注目のペアリングを番組解説のレックス倉本氏が分析してくれた。

<マッチ1> ジョーダン・スピース＆パトリック・リード
?vs. ヘンリク・ステンソン＆ジャスティン・ローズ

??第1試合は前回負けなしコンビの対戦となりました！
「両チームともエース級のペアを当ててきました。というのも過去9回で初日最初のマッチを勝ったチームが7勝2敗なんですね。優等生のスピースと“ガキ大将"的なリードが活躍すれば地元ファンも興奮するでしょう。ともに有数のボールストライカーであるステンソン＆ローズ組はフォアサムで機能しますし、24人の中でも最強かもしれません」

<マッチ2> フィル・ミケルソン＆リッキー・ファウラー
?vs. ローリー・マキロイ＆アンディ・サリバン

「マキロイ＆サリバンのチームは何となく想像してたんですが、フォアサムに関しては（マキロイを）ガルシアと組ますと思っていました。仲の良い2人のペアですが、間違いなくマキロイがクラークに懇願して実現したと思います。（米国はファウラー＆ウォーカーのコンビ解消ですが？）ミケルソンが指名した相手がファウラーだったんです。ミケルソンの絶対的なパートナーのキーガン・ブラッドリ?は今回いません。以前ミケルソンとファウラーが組んだ時は機能しませんでしたが、ファウラーも成長していますよ」

<マッチ3> ジミー・ウォーカー＆ザック・ジョンソン
?vs. セルヒオ・ガルシア＆マーティン・カイマー

「カイマー、ガルシアと欧州は屈指のボールストライカーを並べてきました。フォアサムは安定したボールストライキングが絶対的なアドバンテージ。その意味でこの2人はかなり機能するでしょう。（米国については？）今回ヘーゼルティンは4つあるパー5を3ショットパー5に変えています。そういうこともあってロングヒッターとウェッジの巧い選手を組ましてますね。（前回の失敗を踏まえて）飛ばし屋とウェッジプレーヤーを組ますことで最大限の力を発揮するというのがラブの作戦だったらしいですが、第3ゲームでこの2人を組ませてきましたね」

<マッチ4> ダスティン・ジョンソン＆マット・クーチャー
?vs. リー・ウェストウッド＆トーマス・ピータース

「今年絶好調の選手が五輪銅メダリストと組みました。ウェッジプレーヤー、ジョンソンのパワーを最大限に利用するためには奇数ホールでジョンソンを使うと思います。1番パー4をドーンと打たせ、3ショットパー5の3番はセカンドを左サイドにさえ打てば比較的簡単なアプローチが残る。5番パー4はドライブ、ウェッジのホールですし、11番パー5はジョンソンの1打目次第で2オンも狙えますので、1番のティーショットから彼が打っていくと思います。（欧州ぺアは）ちょっと意外ですね。僕はウィレットと（ウェストウッドが）組むと思っていたんですが。実は試合が始まる前にウィレットのお兄さんがTwitterで米国チームをけなすような発言をして問題になりました。それもあって第1セッションでウィレットを使わない選択になったんでしょう」

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