A.レヴィが得意のコースで連覇狙う! 今季初V目指すM.カイマーは「フェアウェイさえキープすれば伸ばせる」
2015年11月12日(木)午後3:12
欧州ツアーのポルトガル・マスターズは現地時間15日、ポルトガルのオセアニコ ビクトリアGCを舞台に開幕する。このコースでは2戦無敗のアレクサンダー・レヴィ(仏)は連覇、マーティン・カイマー(独)は思い出のコースで今季ツアー初勝利を期待する。
レヴィは4年前にこのコースで行われたヨーロピアン・アマチュアチーム選手権で自国を優勝に導くと、荒天により競技短縮となった昨季大会は36ホールでノーボギーの18アンダーを叩き出して勝利。「さすがにもう1回36ホールで18アンダーは無理かもしれない」と話しながらも、「素晴らしいコースだし、ホテルもいいし、食事も素晴らしい」と得意のコースでプレーすることに笑みがこぼれた。
一方のカイマーは、2007年に開催された第1回大会で、ルーキーとして初日に「61」をマーク。最終的には7位タイに終わったが、このシーズンにツアーの新人王を獲得し、輝かしいキャリアの大きな一歩となった。以降、この大会では7位以上の結果は出していないが「ここではフェアウェイさえキープできればスコアを伸ばせる」と自信を示した。
また、2012年のマデイラ・アイランド・オープンで、ポルトガル人選手として初めて母国での優勝を果たしたリカルド・サントスも出場。最近好調のソレン・ケルドセン(デンマーク)、レース・トゥ・ドバイで7位につけるベルント・ウィースバーガー(オーストリア)らもタイトルを狙う。
レギュラーシーズンも残り2試合となり、いよいよ来季シード権争いも佳境。ツアーカード獲得の条件となるレース・トゥ・ドバイ上位110名に食い込むため、同ランク110位のクリス・ペイズリー(英)や同114位でツアー3勝のミカエル・ランドバーグ(スウェーデン)ら当落線上の選手は決死の思いで今大会に臨む。また、同ランク上位60名のみが出場できるファイナルシリーズ最終戦「DPワールドツアーチャンピオンシップドバイ」への切符をかけた戦いからも目が離せない。
「ポルトガルマスターズ」全ラウンド生中継!初日前半の模様は10月15日(木)午後7時30分?お届け!スマホ・PC・タブレットでも視聴可能!
ポルトガル有数のリゾート地、アルガルベで行われる大会。会場となるオセアニコビクトリアGCはアーノルド・パーマー設計の風光明媚なポルトガル有数のコースだ。クライマックスを彩る18番ホールは、すべてのショットが池に絡む、危険なホールだ。 昨年大会は、たび重なる中断のため、なんと36ホールの短縮競技に。36ホールを終え、首位に立っていたアレキサンダー・レヴィがそのまま優勝を手にする結果となった。