2年に1度行われる米国選抜と世界選抜のプライドをかけた戦い、ザ・プレジデンツカップ。その第11回大会が現地時間8日、韓国のジャック・ニクラスGCで開幕を迎える。

これまでの過去10大会では米国選抜が8勝1敗1引き分けと圧倒的に勝ち越し。今大会出場選手を世界ランキングで比較すると、米国選抜が平均14.8位、世界選抜が33.5位とその差は大きく、米国選抜が同ランクトップ10の選手を5人擁するのに対し、世界選抜はジェイソン・デイの1人のみと選手層の差は小さくない。

そんな中、久々の勝利が欲しい世界選抜のニック・プライス主将の説得で今回から全試合数が34から30に変更となった。これにより、初日はフォーサム形式の5試合、2日目はフォーボール形式の5試合、3日目は午前にフォーサム形式の4試合、午後にフォーボール形式の4試合と各1試合ずつ少なくなっている。米国選抜と対等に戦うためとされるこのフォーマット変更だが、これが世界選抜にとって吉と出るかという点も見どころのひとつだ。

精鋭ぞろいの両チームから注目選手を選ぶのは難しいが、世界選抜はデイ、米国選抜ではやはりジョーダン・スピースがその柱といっていいだろう。両チームの代表格である2人の出来がトロフィの行方を左右することも十分にありうるはず。8日の開幕を前に、世界一の座を争うライバルの2人がコースへの感想や大会に向けた意気込みを語った。

（写真提供:Getty Images）

ジョーダン・スピース
「フェアウェイはワイドオープンでかなりソフトな状態なので、バーディ続出のエキサイティングな展開になると思う。パーで勝てるホールは限られるだろう。コンディションに合うように作戦を変えないといけない。ロングヒッター向きのコースなので飛ばし屋の多い米国選抜の方が有利なはず。短いクラブでグリーンを狙えるのは大きなアドバンテージだ」

ジェイソン・デイ
「チームのために戦うだけ。世界選抜は長い間苦戦を強いられ、勝利をつかめずにいる。だが合計ポイント数が30に減ったことでより接戦になり、最終日前に勝敗が見えてしまうことはなくなるはずだ。シングルスマッチでスピースと対戦出来れば、とても面白い試合になるだろう。彼との対戦は常にワクワクする。ただ、チームの勝利のために戦うことが第一優先。試合中でもコース外でも、勝利に貢献するため出来る限りのことをしたい」

解説のレックス倉本プロも「死角はない」と米国選抜を評価するが、ポイントゲッターとしての役割が期待される松山英樹や地元韓国のベ・サンムンらアジア勢の活躍があれば、世界選抜の8大会ぶり2勝目も可能性は大いにあるはず。注目の大会初日はまもなく幕を開ける。

★日本時間10月7日(水) 大会初日のペアリングが発表！
※（）内はスタート時間　*全て日本時間
マッチ１（11:05）A.スコット/松山英樹 vs B.ワトソン/J.B.ホームズ
マッチ２（11:18）L.ウーストハウゼン/B.グレース vs M.クーチャー/P.リード
マッチ３（11:31）A.ラヒリ/T.ジャイディー vs R.ファウラー/J.ウォーカー
マッチ４（11:44）J.デイ/S.ボウディッチ vs Z.ジョンソン /P.ミケルソン
マッチ５（11:57）D.リー/M.リーシュマン vs D.ジョンソン/J.スピース

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「ザ・プレジデンツカップ」に関する情報を臨場感あふれるリポートでお届けする特別番組『ＬＩＶＥ ＦＲＯＭ ザ・プレジデンツカップ』！開催週の10/6（火)?12(月)まで、大会事前情報からトーナメント当日の試合直前、試合直後の最新情報を連日お届け。

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