ソルハイム杯がいよいよ開幕! 欧州の3連覇か、世界ランク優位の米国か
2015年9月17日(木)午後5:04
2年に1度行われる女子ゴルフの欧米選抜対抗戦、ソルハイムカップが現地時間18日から、ドイツのレオンロットゴルフクラブで開催される。大会は1990年から「ライダーカップの女子版」として始まり、過去の対戦成績は米国の8勝5敗。しかし最近2大会は欧州代表が制している。
欧州の主将はカリン・コーク(スウェーデン)、米国はジュリー・インクスターが主将。両陣営ともにトップ選手が12人のチームを作り、3日間のマッチプレーを行う。前回大会で8ポイントの大差をつけて勝利した欧州代表はメンバー変わらず、米国代表は11名が残留となった。
3連覇を狙う欧州代表はスーザン・ピーターセン(ノルウェー)、アンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)の両ベテランが軸となり、アザハラ・ムニョス(スペイン)、チャーリー・ハル(英)ら実力者が続く。また、地元ドイツのサンドラ・ガルとキャロライン・マッソンは特に気合いが入り、絶対に負けられない戦いになるだろう。
もう一人注目されるのは、前回大会、大会史上初の5戦全勝を成し遂げ、影のエースとなったキャロライン・ヘドバル(スウェーデン)。自力での代表メンバー入りはならなかったものの、必要不可欠な戦力としてコークが主将推薦として選んだ。快進撃は今大会も続くだろうか。
2年前に初めて、自国開催で敗れる屈辱を味わった米国代表は、今大会もロレックスランキング(女子世界ランキング)3位のステイシー・ルイスがエース格だ。さらには同4位のレクシー・トンプソン、14位ブリタニー・リンシコム、15位クリスティー・カーらが揃い、世界ランクでは欧州を圧倒。同ランクの平均順位は米国代表の24.6に対して、欧州代表が50.6と大きな開きがある。
そのなかでも注目はやはりトンプソンか。7月のマイヤーLPGAクラシックで今季1勝を挙げた20歳は、そこから3大会連続でトップ10入りと調子は明らかに上向き。前週のジ・エビアン チャンピオンシップでも優勝争いを演じ、世界ランクで自己最高の位置につけている。初出場となった2013年大会では個人としても思うような結果を出せていないだけに、今大会こそはという思いも強いはずだ。
さらにはミッシェル・ウィー、モーガン・プレッセル、アンジェラ・スタンフォード、ブリタニー・ラング、ポーラ・クリーマーと経験豊富な選手が勢ぞろい。アリソン・リーが両チーム唯一の大会初出場を果たす。
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(写真提供:Getty Images)
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