米男子ツアーとweb.comツアー（下部ツアー）の入れ替え戦である“web.comツアー・最終シリーズ"<第1戦>ホテルフィットネスチャンピオンシップ が現地時間10日、インディアナ州のシカモア・ヒルズ・ゴルフ・クラブを舞台に開幕し、第1ラウンドの競技を終了。来季レギュラーツアーシード権を目指す岩田寛は、1オーバー73の85位タイと出遅れている。

　インスタートとなった岩田は、12番、17番でボギーを叩き、前半を1オーバーで折り返すと、後半最初の1番パー4では3オン、3パットのダブルボギー。直後の2番からの4ホールで3バーディをマークし、一時イーブンパーまでスコアを戻しはしたものの、6番、8番でボギーを叩き、5バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの内容でホールアウトとなった。

　フェアウェイキープ率は64.29％（58位タイ）、パーオン率も72.22％（22位タイ）とまずまずの数字を残しながらも、パーオン成功時の平均パット数は1.846（111位タイ）と、1番のダブルボギーにも象徴されるようにグリーン上で苦しんだ。予選突破には2日目での巻き返しが必要になるが、普段の国内ツアーとは違うグリーンに適応できるかがカギとなりそうだ。

　リーダーボードのトップは6アンダー66をマークした、トミー・ゲイニー（米）とエミリアーノ・グリッロ（アルゼンチン）。5アンダー67の3位タイには、今季下部ツアー賞金ランキング12位のジェイミー・ラブマーク（米）らが並んでいる。

　今季欧州ツアーで2勝を挙げ、世界ランキング40位のアニルバン・ラヒリ（インド）、2009年の全米オープン覇者でレギュラーツアー3勝のルーカス・グローバー（米）は3アンダー69で16位タイ。レギュラーツアー通算9勝のスチュアート・アップルビー（豪）は2オーバー74で103位タイと大きく出遅れている。

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PGAツアーの下部ツアーであるweb.comツアー。今大会はその最終シリーズ（合計4試合開催）の初戦だ。同ツアー2月から8月までのシーズンで賞金ランク上位75名と、PGAツアー126位?200位までの75選手、合計150名が出場し、4試合の合計賞金ランク上位25名（web.comツアーメンバーの賞金ランキング上位25名を除く）が翌年のPGAツアーのシード権を獲得するサバイバルマッチといえる。

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