ザ ツアーチャンピオンシップ PLAY OFF最終戦で優勝し、特別ボーナス1,000万ドル（約12億円）とともに史上最年少での年間王者のタイトルも勝ち取ったジョーダン・スピース。

（写真提供:Getty Images）

今季を振り返り「グリーンジャケット」が最大の誇りだと話す22歳は、今年4月にマスターズの歴史で最も多い28個のバーディを奪ってメジャー初Vを飾り、さらに6月の全米オープンゴルフ選手権も制して矢継ぎ早にメジャー2勝目を挙げた。

93年前のジ?ン・サラゼン以来、最年少でのメジャー2勝という快挙を達成した勢いはその後も止まらず、シーズン4つのメジャー全てで4位以内に入った。これはジャック・ニクラウスとタイガー･ウッズに次いで3人目の大記録だ。また、最後の最後にツアーチャンピオンシップを制して今季トップの5勝目を獲得。シリーズ史上最も若い年間王者に輝き、1シ?ズンの獲得賞金でビジェイ・シンの記録（約1,090万ドル）を上回る1200万ドル（約14億4,000万円）を手にしたのだ。

記録的なシーズンを最高の形で締めくくったスピースは、最終戦終了後のインタビューで次のように今季を振り返っている。

Q：シリーズの序盤2試合が予選落ちだったこともあり、最終戦で優勝しシーズン王者になったことへの達成感も特別ですか？

「そうだね。プレーオフのシステムには色々な意見があるだろうが、最後は受け入れなければならない。私も今回、シーズンを通してずっとトップだったのにプレーオフになると急にポイントが4倍に上がりすぐにリードがなくなってしまったが、最終戦ではまたポイントが清算され、もしそれがなかったらデイに追いつく事は出来なかっただろう。とにかく、最終戦はみんな特別な大会だと認識しているから優勝できて嬉しい」

Q：今シーズンは、5回優勝しそのうちメジャーが2つ、ツアーチャンピオンシップで優勝しシーズン王者、獲得賞金は2,200万ドル（約26億円）を越えましたが全てを振り返っていかがですか？

「やはり厳しいシーズンだった。最初からのシーズンがどうなるかなんて分からないし、ここにたどり着くつためには厳しいことの連続だった。またショットを打つのは自分だが、常に回りの助けがあるし、プレッシャーをやわらげてくれるのはチームのみんな。今週もみんなでいい仕事をしたと思う」

Q：今シーズンを通してどのようなものを新しく発見しましたか？

「まだまだ学ぶことはあるというのを発見した。もっと上手く状況に対応出来ると思うし、今までは、優勝した大会でも精神的な波があった。そういった試合もショートゲームで切り抜けてはいたが、もっと無理なく結果を呼び寄せるプレーが出来ると感じている。だから心理的な面でまだ成長できると思うが、大事な局面でしっかりした対応が出来たのは大きな収穫だ」

9月28日放送 ゴルフセントラルより

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