新人選手27人が活躍を見せた今季の米男子ツアー。まもなく、ツアーメンバーの投票によってその中の1人に年間最優秀新人賞が贈られる。先ごろPGAからその候補者4名が発表されたが、一体誰がベストルーキーに輝くのか。以下はその候補者たちだ。

ダニエル・バーガー（写真提供:Getty Images）

ダニエル・バーガー（22歳／アメリカ）
プレーオフシリーズで最も目立った新人選手はダニエル・バーガー。今季トップ10入り6回。ザ ホンダ クラシックではプレーオフにもつれ込む優勝争いを演じ、ザ ツアーチャンピオンシップに進出した唯一のルーキーだ。

ジャスティン・トーマス（22歳／アメリカ）
もう一人の有力候補がジャスティン・トーマス。クイッケンローンズナショナルとサンダーソンファームズ チャンピオンシップで4位タイフィニッシュ。トップ10入りは合計7回でシーズンを通して安定感あるプレーを披露した。

トニー・フィナウ（26歳／アメリカ）
特大級のティーショットを武器に持つトニー・フィナウ。今季5回のトップ10入りを果たし、全米オープンでは14位タイ、全米プロゴルフ選手権では10位タイと初のメジャーで健闘を見せている。

ニック・テイラー（27歳／カナダ）
最後の候補者、ニック・テイラーはツアー1勝を挙げた唯一のルーキー。トップ25に入ったのが2回。予選突破は17回を数える。

ティム・ロザフォート
「22歳のダニエル・バーガーが受賞すると思います。2位フィニッシュ2回に加え、トップ10フィニッシュが4回。他のルーキー候補も健闘しています。ジャスティン・トーマスはシーズン通して安定した成績を収めていますが、バーガーのような優勝争いが見られませんでした」

「さらに、ツアーチャンピオンシップに進出したルーキーが新人賞に輝くという前例はこれだけあります。バーガーは後半戦で健闘し、土曜日はあがり4ホールで3バーディ。ツアーチャンピオンシップでは12位タイに入っています」

「バーガーを推すもうひとつの理由は、彼のバックグラウンド。父親のジェイは、かつてテニス界で世界ランク10位以内に入ったことがあり、現在アメリカテニス協会の代表です。ジェイがスコットランド開催のデビスカップから帰国中に、息子ダニエルがホンダクラシックで大活躍。同様のことが、ウズベキスタン開催のデビスカップから戻る途中のBMWチャンピオンシップでも起きています。ダニエルは父親にデビスカップにもっと出かけて欲しいと頼んだそうです」

9月29日放送 ゴルフセントラルより

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