「聖地での勝利は格別」T.オルセンが逃げ切りで今季初勝利! M.カイマーは56位終戦
2017年2月9日(木)午前11:32
ゴルフの聖地、スコットランドのセントアンドリュースオールドコース、カーヌスティ、キングスバーンズの3コースを舞台にプロアマ形式で行われる欧州ツアー、アルフレッドダンヒルリンクスチャンピオンシップは現地時間4日に最終ラウンドの競技を終了。3打差の単独トップから出たトービヨン・オルセン(デンマーク)が通算18アンダーで逃げ切り、ツアー通算3勝目を手にした。
最終日は全選手がセントアンドリュースオールドコースでプレー。オルセンは出だし1番から幸先良くスコアを伸ばしたが、直後の2番からは一転、突如ダブルボギー、ボギーと崩れて一気にリードを失う。それでも今季初白星に向けて4番からの連続バーディで持ち直すと、パーを並べて迎えた15番では15メートル強のバーディパットを成功。以降は2打差を守り切り、4バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの1アンダー71で昨年10月のISPSハンダ・パース・インターナショナル以来となる約1年ぶりの白星を挙げた。
今年2月に左手の腱を手術し、約3か月間の戦線離脱を強いられていたオルセン。復帰戦となったアフラジアバンク・モーリシャスオープンでこそプレーオフの末に2位となったものの、同試合の直後から4試合連続予選落ちを喫するなど苦戦が続き「とてもタフなシーズン」を送っていた。
「ここでトロフィを掲げられるなんて信じられない気持ち。この3コースで、しかもセントアンドリュースで試合を締めくくるのは格別だよ」とオルセン。この勝利により、デンマーク人選手として史上最年少(25歳と293日)でツアー3勝を達成し、レース・トゥ・ドバイでは25位まで順位を上げている。
上位陣は通算16アンダーの2位タイにクリス・ストラウド(米)とこの日「67」の猛追を見せたブルックス・ケプカ(米)の2人。通算15アンダーの4位タイにこの日ベストの「65」をマークしたクリス・ウッド(英)とベルント・ウィースバーガー(オーストリア)、キラデク・アフィバーンラト(タイ)の3人が続いている。
そのほか、今季1勝のソレン・ケルドセン(デンマーク)は通算14アンダー9位タイ。今大会がプロ初戦のポール・ダン(アイルランド)は、グラエム・マクドウェル(北アイルランド)らと並ぶ通算12アンダー19位タイに入った。また、今季初勝利を目指したマーティ・カイマー(独)はこの日2つスコアを落とし、通算4アンダー56位で大会を終えている。
「アルフレッドダンヒルリンクスチャンピオンシップ」全ラウンド生中継!最終日の模様は本日5日(月)午後5時?お届け!スマホ・PC・タブレットでも視聴可能!
今年全英オープンが開催されたゴルフの聖地、セントアンドリュースGLを含むスコットランド屈指の3リンクスで行われる大会。予選ラウンドを初日から3日目までそれぞれのコースで行い、最終日はメイン会場となるセントアンドリュースGLで行なう。昨年大会は、ローリー・マキロイやルイ・ウーストヘイゼン等のメジャーチャンプを振り切り、イングランドのオリバー・ウィルソンがツアー初優勝、タイトル防衛に挑む。全英オープンの熱戦の余韻残るセントアンドリュースで、欧州ツアーの精鋭たちがしのぎを削る!