ツアー初V目指すL.ジェレガードが首位浮上「香港の時よりも1つ上の順位に」 S.ガルシアは2位タイに後退
2017年4月27日(木)午前7:00
欧州ツアーのファイナル・シリーズ第3戦、BMWマスターズが現地時間13日、中国のレイク・マラレンGCで第2ラウンドの競技を終了。ツアー初勝利を目指すルーカス・ジェレガード(デンマーク)が単独首位に立ち、3打差の通算9アンダー2位タイにセルヒオ・ガルシア(スペイン)、トンチャイ・ジェイディ(タイ)の2人が続いた。
前月のUBS香港オープンでは、ジャスティン・ローズ(英)との優勝争いの末に惜しくも1打差で勝利を逃したジェレガード。同じ中国の地でのリベンジへ向け、この日は出だし10番から幸先良くバーディ発進を切る。前半はそこから伸ばし切れないまま1アンダーで折り返しとなったが、迎えた後半に5バーディ、ノーボギーの猛チャージを披露。連日の「66」でリーダーボードのトップに躍り出た。
現在レース・トゥ・ドバイで55位につけるジェレガードには、今季第2戦のアルフレッド・ダンヒル チャンピオンシップで、最終日最終組でのプレーをまさかの「89」で終えて涙を飲んだ経験が。しかし、このところは出場7試合でトップ10入り4回と調子は上向き。「香港では自分にとっても、そして周りに向けても自分がまだやれるということを証明する最高の結果になった。今週もそうすることが出来るよう、そしてその時よりも1つ上の順位に入れればと願っているよ」と悲願の初タイトルに意気込みを見せている。
一方、1打差の単独トップから出たガルシアは、前半こそノーボギーの3アンダーで順調に折り返すも、バックナインの12番からボギー、ダブルボギーと急失速。その後の巻き返しも15番のバーディのみに終わり、1アンダー71で1つ順位を下げて週末を迎えることとなった。
通算8アンダーの4位タイはイアン・ポルター(英)、アン・ビョンホン(韓)、ポール・ケイシー(英)らの3人。今大会2位以上でレース・トゥ・ドバイ首位浮上の可能性のあるローズは、この日イーブンパー72とスコアを伸ばせず、同ランク18位のヘンリック・ステンソン(スウェーデン)らと並ぶ通算5アンダー12位タイに順位を落としている。
そのほか、レース・トゥ・ドバイ2位のダニー・ウィレット(英)は3アンダー69でホールアウトし、前日の48位タイから28位タイまで浮上。一方、同ランク3位のシェーン・ロウリー(アイルランド)は3オーバー75と崩れ、通算1オーバー52位タイまで後退している。
「BMWマスターズ」は全ラウンド生中継!大会3日目は14日(土)午後1時30分?お届け!スマホ・PC・タブレットでも視聴可能!
「ザ・ファイナル・シリーズ」第3戦。今大会後、レース・トゥ・ドバイランキング60名までが、ふるい落とされるだけに、年間チャンピオンの座を手にするため重要な大会となる。昨年は、アレクサンダー・レビが3日目までビッグスコアをマークし大会をけん引するも、最終日に6ストローク落とし、マルセル・シームとのプレーオフへ。1ホール目でバーディーを奪ったシームが1年ぶりのツアー優勝を飾った。長い戦いも、ついにクライマックスが迫る!
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