T.ピータースが2打差から逆転優勝! 2戦連続Vでベルギー勢の歴史塗り替える
2015年11月19日(木)午後6:58
欧州ツアーのKLMオープンは現地時間13日、オランダのケネマーGCを舞台に最終ラウンドの競技を終え、通算19アンダーにスコア伸ばしたトーマス・ピータース(ベルギー)が今季2勝目を挙げた。
前々週のD+D(ディーアンドディー)レアルチェコマスターズでツアー初勝利を挙げ、ベルギー人選手として3人目の欧州ツアー優勝者となったピータース。2打差4位から出たこの日は、立ち上がり2番から連続バーディを奪うと、6番からも立て続けにスコアを伸ばして4アンダーで前半を折り返す。
迎えた後半は10番からバーディ先行。11番では3メートルのパーパットを外してボギーを叩くも、13番バーディですぐさま取り返すと、以降はパープレーを続けて6バーディ、1ボギーの5アンダー65。前日首位タイのリー・スラッテリー(英)を1打差でかわしてツアー2勝目を手にした。ピータースはこれで出場2試合連続優勝を達成。同ツアーでのシーズン複数勝利はベルギー人選手初の快挙となった。
競技後、ピータースは「チェコで勝った時よりも厳しい勝利だった。1週間欠場してハードな練習もこなしていたんだ。まだまだやるべきことはあるが、とにかく次の勝利がこんなに早く来たことをうれしく思うよ」と早くも手にしたツアー2勝目に喜びを表している。
前週大会からの連勝を狙ったスラッテリーは、この日7つ伸ばしたエドアルド・デラリバ(スペイン)と並ぶ通算18アンダーの2位タイ。17ホールを終えた時点でピータースと通算18アンダーに並んでいたものの、最終ホールでのボギーでプレーオフに進むことも叶わなかった。
連勝には惜しくも手が届かなかったスラッテリーだが、「また良い内容のゴルフが出来たことで自信がついた。多くのトッププレーヤーがいる中であと一歩のところまでいけたのは嬉しいことだし、勇気をもらえる」と前向きにコメントしつつ「トーマスにはおめでとうと言いたい。彼は素晴らしい選手だ」と勝利したピータースへの称賛を口にしている。
そのほか、1打差3位から出たポール・ローリー(スコットランド)は、この日1つスコアを落として通算14アンダー10位タイ。今季1勝のソレン・ケルドセン(デンマーク)は通算13アンダー12位タイとなった。また、メジャー8勝のトム・ワトソン(米)は3日連続の「68」で通算7アンダー47位タイ。今季初勝利を目指したマーティン・カイマー(独)は通算4アンダー57位タイに終わっている。
「KLMオープン 」最終日の模様は本日14日(月)午後5時?再放送!スマホ・PC・タブレットでも視聴可能!
オランダオープンとして1912年にスタートした歴史ある大会で、今年が96回目の開催。開催コースは世界トップ100コースにも数えられる、オランダが誇る名門、ケネマーG&CCだ。昨年大会では、最終日に「66」をマークし、4打差を逆転優勝、ツアー13勝目を挙げた。自国のナショナルオープンのタイトルをかけたヨースト・ラウテンに地元の期待がかかる!