米男子ツアーとウェブ・ドットコム・ツアー（下部ツアー）の入れ替え戦“ウェブ・ドットコム・ツアー・ファイナルズ"<最終戦>ウェブドットコムツアーチャンピオンシップが現地時間2日、フロリダ州TPCソーグラスを舞台に第2ラウンドの競技を終了。岩田寛は3アンダー67でラウンドし、通算7アンダー5位タイで予選ラウンド突破となった。

　初日「66」の7位タイと好発進を決めた岩田は、この日も1番パー5でバーディを奪う絶好のスタートを切る。さらに7番でもスコアを伸ばすなど前半を1アンダーで折り返すと、後半最初の10番から6ホールはパープレーと我慢が強いられたものの、16番から連続バーディをマークし、4バーディ、1ボギーの内容でホールアウト。前日に続き、フェアウェイキープ率は50％と苦しみながらも、要所でアプローチやパットが冴えて耐えのゴルフができたことがアンダーパーのラウンドにつながった。

　36ホールを終了してトップとは3打差と優勝に向けて好位置につけた。現在、賞金ランキングでは11位の岩田は、この順位のままだと同10位と大きな浮上はならない。優先出場権向上のためには、さらなる上位進出が求められるが、ムービングサタデーでさらにスコアを伸ばし、最終日の優勝争いに絡むことはできるだろうか。

　リーダーボードのトップは通算10アンダーのエミリアーノ・グリッロ（アルゼンチン）。12番パー4ではダブルボギーを喫しながらも18番パー4ではイーグルを奪い、1イーグル、6バーディ、1ダブルボギーで6アンダー「64」を叩きだした。1打差の単独2位には2009年の全米オープン覇者で米ツアー3勝のルーカス・グローバー（米）がつけている。

　通算8アンダーの3位タイには、すでに来季レギュラーツアー出場を決めているドンファン（韓）と賞金ランキングでトップを走るチェズ・リアビ（米）が並んでいる。初日2位タイのサム・サウンダース（米）は1アンダー69と伸び悩み、通算7アンダーで岩田と同じ5位タイに後退している。

「<最終戦>ウェブドットコムツアーチャンピオンシップ」全ラウンド生中継！3日目の模様は4日（日）午前4時?放送！スマホ・PC・タブレットでも視聴可能！

下部ツアー、ウェブドットコムツアーの最終戦。フェデックスカップポイントで125位以下と、ウェブドットコムツアー賞金ランク75位以内の選手で争われるツアーファイナル4戦の最終戦。今年ブレークを果たしたチェッソン・ハドリーや、ジャスティン・トーマスらは、それぞれこの入れ替え戦を勝ち抜いてPGAツアーを戦っている。Qスクールから直接PGAツアーに上がる方法がなくなった今、ウェブドットコムツアーは若いタレントの登竜門だ！

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