BMWチャンピオンシップ PLAY OFF第3戦で今シーズン5勝目を挙げたジェイソン・デイ。他を寄せつけない強さで今プレーオフシリーズ2勝目を手にした27歳は、ローリー・マキロイとジョーダン・スピースを飛び越え、初の世界ランク1位に輝いた。

長年の目標に対する周囲の「懐疑的な態度」が「闘志に火をつけた」と話すデイ。ウェブドットコムツアーからの昇格を経て、反骨心を糧にようやく勝ち取った世界No.1の座をこの先どこまで守れるか。過去6試合で4勝を挙げたデイの一強時代が始まり、このところ頻繁に入れ替わってきた世界王者はついに定着となるのか。この問いに米国Golf Channel解説の2人がコメントしてくれた。

（これからデイの時代が来る？）

トリップ・アイゼンハワー
「そのためのスキルは備えています。怪我や体調不良が不安材料といえますが、それもしっかり治療に取り組んでいます。あとはスキルを持っていても、以前はゲーム終盤で守りに入り、それを十分に発揮しきれない場面があり、特にメジャートーナメントでそういうシーンが見られましたが、最後までアクセルを踏み続けることで変化が起きました」

「こちらがBMWチャンピオンシップ全体とデイ単独の成績を比較したデータです。弱点は見当たりません。飛距離もパーオン率もトップ。パーファイブでの成績もずば抜けています。ショートゲームも冴えていたため、ショートゲームも冴えていたため、才能をフルに発揮できるようになったからこそ、これだけ勝ち続けることができるんです」

「すべての武器をフル活用していますよね。デイの時代が来ても全くおかしくありませんが、マキロイとスピースという強敵がいるので、ゴルフ界にとっては大変面白い時代になるでしょう」

ティム・ロザフォート

「まず、かつてのタイガーのようなレベルには到達できないでしょう。そしてマキロイとスピースがいるため、デイの独り舞台にもなり得ません。ですが、デイが誰にも負けていないのが、世界一を目指すモチベーションでそれを今シーズン後半から存分に見せました」

「スピースは今シーズン、メジャー2勝をあげています。彼をプレーヤー・オブ・ザ・イヤーとすることは難しい。マキロイも怪我から復帰し、完全復活はこれからです。そうしたことがすべて重なり、時間的要因も、自信も、モチベーションも後押しして、デイは目標を達成することができました」

「デイの活躍はまだまだ続くでしょう。ですが、それはスピースにもいえますし、マキロイがトップギアに入ったら、再び最大の脅威になるはずです。ダスティン・ジョンソンも勢いに乗ると、とても怖い存在。若手ビッグスリーとその地位を脅かす何人かのプレーヤーたちが争いを繰り広げる時代となるでしょう」

9月22日放送 ゴルフセントラルより

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