「こんな結果全く予想していなかった」 プロ11年目のK.タムリスが待望のツアー初優勝 横峯&野村は35位タイ
2015年9月15日(火)午後4:30
米女子ツアーのヨコハマタイヤLPGAクラシックが現地時間30日、アラバマ州のRTJゴルフトレイル・セネターコースを舞台にサスペンデッドとなっていた第3ラウンド残りと最終ラウンドの競技を終え、クリス・タムリス(米)が通算17アンダーでツアー初優勝。横峯さくらと野村敏京は通算4アンダー35位タイで4日間を終えた。
第3ラウンドの残り競技を終えてトップに立ったのは、この日を暫定単独首位で迎えたオースティン・アーンスト(米)。2打差でヤニ・ツェン(台)とレクシー・トンプソン(米)が続き、同ラウンドを「67」で回り終えたタムリスはさらに1打差の位置から最終ラウンドに入る。2日目からの連日の日没順延によりこの日は各選手かなりの長丁場を戦うこととなり、タムリスも29ホールをプレーと体力勝負を強いられた。
それでも、プロデビュー11年目の34歳は出だし1番から連続バーディを奪うと、前半のうちにさらに2つ伸ばして4アンダーで折り返す。迎えた後半も11番でバーディを先行させると、14番、17番でもスコアを伸ばし、8バーディ、1ボギーの7アンダー「65」でホールアウト。自己ベストタイの好スコアでアーンストとヤニ・ツェンを1打差でかわし、「こんな結果は全く予想していなかった」と待望の初タイトルに大きな喜びを表している。
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暫定15位タイから今季ベスト(8位タイ)更新を狙った横峯は、第3ラウンド残りの11ホールで3ボギーを叩き、同ラウンドを3オーバー75で終了。巻き返しを狙った最終ラウンドは4バーディ、2ボギーの2アンダー70と伸ばしたものの、順位を大きく上げることは出来なかった。同じく暫定15位タイから出た野村は第3ラウンド残りで2バーディ、3ボギーと後退し、1アンダー71で同ラウンドを締めると、最終18ホールは3バーディ、3ボギーのイーブンパー72と足踏みに終わっている。
通算14アンダー4位タイにはレクシー・トンプソン(米)とシドニー・ミシェルズ(米)。ステイシー・ルイス(米)は通算12アンダー6位タイとなった。そのほか、今季2勝のキム・セイヨン(韓)は通算10アンダー9位タイ、カナダのルーキー、ブルック・ヘンダーソンは、ブリタニー・ラング(米)らと通算8アンダー13位タイで大会を終えている。
「ヨコハマタイヤLPGAクラシック」最終日は本日午後8時?再放送!
2007年にナビスターLPGAクラシックとして始まった同大会は、すでに引退したロレーナ・オチョアが08、09年と連覇を達成、11年にはレクシー・トンプソンが16歳7か月8日で史上最年少(当時)優勝を飾ったことでも話題となった。スコットランドを彷彿とさせるリンクススタイルのコースに点在する160個のポットバンカーと厄介なラフをどう攻略するか見所。正確なショットを要求される点では日本勢の活躍の可能性にも目が離せない。