好調だったパットが一転、初日より10個多い「33」 後半に失速した美香、38年ぶり日本勢メジャー制覇ならず
2015年8月10日(月)午前9:40
米女子ツアーの今季メジャー第4戦、全英リコー女子オープンゴルフ選手権は現地時間2日、スコットランドのトランプターンベリーリゾートを舞台に最終ラウンドの競技を終了。トップと2打差の単独4位から逆転優勝を狙った宮里美香は1オーバー73とスコアを落とし、通算5アンダー7位タイで大会を終えた。
美香は「1番から良いバーディがとれた」と前半を2バーディ、1ボギーで折り返したものの、サンデーバックナインに入り、11番でボギー。14番パー5でこそ、グリーン外からのスーパーショットでチップインイーグルとしたものの「パットが決まらない日だった」と前日までの生命線となっていたパッティングに苦しんだラウンドに。パッティング数は初日より10個多い「33」を数えた
15番、16番ではティーショットが乱れて連続ボギー。さらに17番パー5で取り返すことができないでいると、最終18番はこの日を象徴するかのようにパーパットが決まらずにボギー。前日はバックナインだけで5バーディを奪っていたが、この日は1イーグル、4ボギーと対照的な2日間となった。
「チャンスがあると思っていた」と話した38年ぶりとなる日本勢のメジャー制覇はならず「最終日に爆発的なスコアを出さないと優勝できない」と改めて実感をしたようだ。実際、今大会を制したのは最終ラウンドで7アンダー65を叩きだしたインビー・パーク(韓)だった。
一方、44位タイからスタートした横峯さくらは立ち上がりの1番でバーディを奪うなど前半を1アンダーでハーフターン。後半も10番からの3ホールで2バーディをマークしたものの、13番から連続ボギーを喫するなどスコアを伸ばすことは出来ず。5バーディ、4ボギーの1アンダー71でホールアウトし、通算5オーバー36位タイで大会を終えた。また、前日「76」と苦戦し33位タイに後退していた成田美寿々は、この日も1バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの5オーバー77と崩れ、通算9オーバー50位タイとなっている。
「全英リコー女子オープンゴルフ選手権」最終日は本日午後7時から再放送!
女子メジャー第4戦。2001年にメジャーへ昇格した大会だ。ロイヤルバークデールGCで行われた昨年大会は、3日目まで穏やかな陽気が続いたが、最終日は強風吹き荒れるタフなコンディションとなった。多くの選手が耐え切れず優勝争いから脱落していくなか、最後まで残ったのは、米国のモー・マーティンだった。マーティンは18番パー5で、あわやアルバトロスというスーパーショットを放ちイーグルを奪取。1打差でメジャー初優勝を果たした。昨年は計11名の日本人選手が出場。2009年の全英オープン開催以降、大規模な改装が行われたターンベリーを舞台に、大輪の花を咲かせることが出来るか、注目だ!
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