K.スタップルス直伝の暴風・雨対策 難コンディションを制した者が全英女子OPを制す
2015年10月30日(金)午後6:33
2日目を終えた全英リコー女子オープンゴルフ選手権。穏やかな木曜日の翌日はスコットランドらしい寒さと強風に見舞われた。この日の平均ストロークは77.16で、「80」以上叩いた選手は39人にも上る。
そんななか、この日3アンダー69で単独トップに立ったスーザン・ピーターセンは「過酷なコンディションだった。バックナインはかなり手こずったが、スピン量を調節して良いショットを打ち続けることが出来た」と強風攻略の糸口を口にしている。では、強風や雨といった難コンディションの下では、具体的にどのような戦い方が求められるのだろうか。
この問いに対し、2004年大会の優勝者で米国Golf Channel解説者のカレン・スタップルスが具体的な4つのアドバイスを提示してくれた。
「まずはピーターセンが話していたようにスピン量をコントロールする必要があります。上の写真はそれが出来ていなかったテレサ・ルーの例。ルーはこのショートホールでピンのかなり右を向いてドローを打ちます。風は右から左。グリーンをとらえきれませんでした。ここではフェードで風にぶつける球を打つべきでした」
「次はピッチショットのリリースについて、追い風ではボールがふだんより飛びます。キム・ヒョージュの13番などはリリースを誤ったため、ボールは風に運ばれてグリーンをオーバー。アゲンストの時は逆にボールがもっと手前に止まるため、やはり正しい攻略法とクラブの選択が求められます」
「3つ目は風がパットの曲り幅に与える影響を計算に入れること。足裏でも感じ、目でも確認し、風を計算に入れたうえでパットする必要があります。最後は、雨をしのぐか、疲労を抑えるか。激しい風の中で傘をさし続けると、腕に疲労がたまりミスショットにつながります。天気が荒れた時、私は潔く傘をしまい、より良いショットに徹することを心がけました」
3日目以降どのような展開となるか、悪天候を制した選手がトロフィを掲げることになるかもしれない。
8月1日放送 ゴルフセントラルより
ニュース番組「ゴルフセントラル」毎日放送!
ゴルフ界の出来事をどこよりも早くそして詳しく伝える唯一の日刊ゴルフニュース番組「ゴルフセントラル」。主要ゴルフ試合のリーダーボードやハイライトだけでなく、解説者のコメントも交えゴルフをあらゆる角度から分析。また、人気選手の素顔にも迫る特集なども放送。
GN+TVは無料動画が盛りだくさん!
ゴルフネットワークの放送をリアルタイムで見るには有料の会員登録が必要ですが、松山英樹、石川遼、タイガー・ウッズ、ローリー・マキロイらPGAツアーのスーパーショット動画や宮里藍、横峯さくら、宮里美香らLPGAツアーの日本人選手ハイライト動画、ワンポイントレッスン動画など無料でご視聴頂けます。