海外女子

絶好調の野村が2戦連続Vを目指す　韓国勢の五輪出場権争いにも注目

2015年9月30日（水）午後7:56

　米女子ツアーのヨコハマタイヤLPGAクラシックが現地時間5日、アラバマ州のRTJゴルフトレイル・キャピトル・ヒル・セネターCを舞台に開幕。日本勢が上位進出を目指す。

　昨季大会はクリス・タムリス（米）が通算17アンダーでツアー初優勝。トップと4打差の暫定10位タイから出たタムリスは、5アンダー67とした第3ラウンド終了時点で首位オースティン・アーンスト（米）との差を3打に縮めると、最終ラウンドは自己ベストタイの7アンダー65をマーク。アーンストとヤニ・ツェン（台）を1打差でかわし、ツアーデビュー11年目でようやく夢が叶った。

　今大会に日本勢は、米ツアーを主戦場としている宮里藍、野村敏京、横峯さくら、上原彩子に加え、国内女子ツアーで戦う藤本麻子が主催者推薦で2年連続で出場。昨季大会で藤本は予選ラウンドを通算3オーバーで回り、1打足らず予選落ちとなったが、上位進出を目指して昨年の雪辱を晴らす。また、今季2勝を挙げている野村は昨年35位タイでフィニッシュ。勢いのある同選手がどのようなプレーを見せてくれるのか、スインギング・スカートLPGAクラシックに続いて2戦連続優勝を目指す。

　その日本勢の前に立ちはだかるのは、14年チャンピオンのM.J.ハー（韓）。前週のボランティア・オブ・アメリカ・テキサス・シュートアウトでは優勝争いしていたものの、ジェニー・シンに敗れて、今季初勝利を逃した。今週は相性の良いコースだけにリベンジにかける思いは強いはずだ。また、同ランク4位で12年チャンピオンのステイシー・ルイス（米）、イ・ミンジ（豪）らも出場する。

　また、2016年リオデジャネイロ五輪の出場枠を争って韓国勢が激しい戦いを繰り広げる。世界ランク15位以内の選手は各国最大4選手までが出場可能だが、現在、世界No.2のインビー・パークを筆頭に同ランク15位までに8選手がひしめく大混戦となっている。今のところパーク、キム・セイヨン、チョン・インジ、エイミー・ヤンが出場圏内だが、オリンピック枠が決定する7月11日までに少しでもこの大会でポイントを稼ぎたいところだ。なお、今大会にはリュウ・ソヨン、イ・ミンジ、キム・ヒョージュらが参戦する。

> ゴルフネットワークマガジン一覧