米国チームとインターナショナルチームがプライドをかけて戦うザ・プレジデンツカップ。開幕が目前に迫る中、現地時間7日に初日フォーサムマッチ5試合のペアリングが発表された。

注目の松山英樹は2013年大会でペアを組んだアダム・スコットとの組み合わせ。1日目のマッチ1でチームの先陣を切り、バッバ・ワトソン＆J.B.ホームズ組と対戦する。その他4試合も予想通りあるいは予想を裏切る興味深いペアリングとなる中、解説のレックス倉本プロが1組ずつその相性等に触れながら、その見方をコメントしてくれた。

マッチ1
バッバ・ワトソン＆J.B.ホームズ vs. 松山英樹＆アダム・スコット
「前回同じ組み合わせということもあるんですけど、びっくりしました。松山はボールストライキングに言うことはありませんよね。スコットもそうなんですけど彼はグリーン上に問題があります。今回は長尺じゃなく短い普通のパターを持ってきて、なおかつクロスハンドグリップで戦う予定なんですけど、僕はベ・サンムンもしくはダニー・リーのようなパッティングの上手い選手と組ませてチームをパワーアップさせると思ったんですが、生粋のボールストライカー2人を組ませてきました。これがどう出ますかね」

マッチ2
マット・クーチャー＆パトリック・リード vs. ルイス・ウーストハウゼン＆ブランデン・グレイス
「南アフリカのコンビ、これは予想できましたが、クーチャーとリードは全く予想できませんでした。選手たちから出てきたアイデアだと思うんですが、2人ともジョージアのコネクションがあるくらいで、性格、プレーも対照的な2人なんですが、逆にそれがポジティブな力を発揮することを期待しているんでしょうかね。クーチャーはリラックスしながら戦う選手ですが、リードは眉間にしわを寄せてこの野郎てな感じでプレーするので、この2人が組んだらどうなるか楽しみです」

マッチ3
リッキー・ファウラー＆ジミー・ウォーカー vs. アニルバン・ラヒリ＆トンチャイ・ジェイディ
「ラヒリは今年欧州で複数優勝。ジェイディも前月のポルシェ ヨーロピアンオープンで優勝を飾り、なんといっても今回が初出場です。ファウラーはマッチ戦が大好きな選手で、アマチュア時代からこういう戦いに慣れていますし、無類の勝負強さを持っています。アジア勢にも頑張ってほしいですが、やはり米国の方が強いかなと思いますね」

マッチ4
フィル・ミケルソン＆ザック・ジョンソン vs. ジェイソン・デイ＆スティーブ・ボウディッチ
「苦労人ボウディッチがここで使われますか。豪州勢ということで良いチームワークで戦えると思います。ジョンソンとミケルソンの組み合わせには驚きましたね。ミケルソンは初日頑張れれば以降も戦えると思うんですが、そうでなければそこからチームのまとめ役に徹することもあり得ます。そういう意味で最初に使ってきたのかもしれませんが、まさかジョンソンと組ますとは…」

マッチ5
ジョーダン・スピース＆ダスティン・ジョンソン vs. ダニー・リー＆マーク・リーシュマン
「リーのパートナーにリーシュマンを選んだのは意外でした。ただリーはパターの上手い選手なのでショットメイカーと組ませたのは決して悪くはないと思います。一方でジョンソンにスピースをつけたのはどうかなと思いますね。というのは、彼はスピースのように勝負強くはないですよね。今まで何度もメジャーで優勝争いに絡んでいるけど勝ち切れない。スピースとの組み合わせはネガティブになる要因が強いと思います。というのも彼が以前プレジデンツカップに出場した時、全ての試合でタイガー・ウッズと組んで1勝3敗なんです。たしかにその飛距離でスピースが今まで打ってないところから2打目を打てるというところはありますが、全体的なゲームを考えた時にこのチームがどう機能するか。僕は大きなクエスチョンマークです」

LIVE FROM プレジデンツ杯１０月７日号より

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