海外男子

1,000万ドルは誰の手に？　年間王者の有力候補5人を予想！

2015年9月15日（火）午後3:30

優勝ボーナス1,000万ドルをかけて全4大会で争われるプレーオフシリーズ。フェデックスポイントによるサバイバルレースは、現地時間4日にドイツバンクチャンピオンシップ PLAY OFF第2戦の開幕を迎える。

同大会ではポイントランク100位以内の選手のみが出場を許され、さらに来週の第3戦では同ランク70位以内、最終戦は同30位以内に出場選手が絞られていく。最終戦前には、同ランクでの順位に応じたポイントが各選手に割り振られるが、それまでにどこまで順位を上げられるかが年間王者になるための鍵といえるだろう。

ただし、最後の戦いまでたどり着いても優勝によって自力で年間王者の座を掴み取れるのは、最終戦を迎えた時点で同ランクトップ5に入っている選手のみ。それ以下の順位では他選手の結果に左右されることとなる。そこに食い込むであろう5人が一体誰になるのか、米国Golf Channel解説のトリップ・アイゼンハワーが予想した。

トリップ・アイゼンハワー
「トップ5に食い込むと私が予想するまず一人目は、意外に思うかもしれませんが、ブルックス・ケプカです。決して飛距離だけが武器ではありません。パーオン率でもパッティングでも11位につけています。先週は苦手なコースに苦しみ、予選で敗退しましたが、残り3戦が開催されるのは、どれもケプカが得意とするコースです。トップ5入りは十分可能でしょう」

「次の候補はローリー・マキロイです。過去の戦績を見ても、フェデックスカップランキングで何度もトップに立ち、プレーオフシリーズスタート時点のトップ5常連でもあります。ドイツバンクチャンピオンシップは過去にも優勝していますし、コースは違うもののBMWチャンピオンシップでの優勝経験もあります」

「トップ3のまず1人目が、ヘンリック・ステンソンです。プレーオフ初戦では、ゲートとアライメント機能のついた器具を使って、相当パッティングを練習していました。すべてパットにかかっていると言っていいでしょう。彼は優れたショットメーカーです。トータルドライビングとボールストライキングはともに1位。パッティングでは22位ですが、2?6メートルの距離におけるストロークスゲインドパッティングでは今季5位。ミッドレンジで力を発揮しています。鍵を握っているのは、2メートル圏内のパットと、後半の追い上げです」

「トップ2の1人目はジョーダン・スピース。彼は最終戦までトップ5に残るでしょう。先週は予選で敗退しましたが、今年の彼はずっと抜群のゴルフを見せ続けました。メジャー2勝に加え、トップ10など毎週のように入っています。スピースには弱点が見当たりません。先週は疲労もフラストレーションもあったでしょうが、その後に休養も取り、友人のリッキー・ファウラーとも練習ラウンドをこなしました。ツア?チャンピオンシップの優勝候補といっていいでしょう」

「最後の一人は、最近のプレーぶりを見れば誰でも想像できます。ジェイソン・デイは特にロングパットが素晴らしく、6メートル以上のストロークスゲインドパッティングでは、ツアートップを誇ります。全英オープンでプレーオフのかかった例のパットをショートさせた後、積極的なパッティングを展開し、メジャーに限らず、出る試合ことごとく圧倒的な強さを見せつけています。自信に満ち溢れ、今週も実績のあるコースなので活躍は間違いありません。2010年以来、ドイツバンクチャンピオンシップでデイよりもバーディ数で勝っているのはフィル・ミケルソンただ一人です。一番注目したい選手ですね」

最終戦前のリセットのおかげで大番狂わせも十分ありえ、どの選手からも目が離せないのがプレーオフの醍醐味でもある。ポイントトップ5から自力で掴むか、はたまた下位から一発逆転で勝ち取るか、優勝ボーナス1,000万ドルの行方は？

9月2日放送ゴルフセントラルより