ザ・グリーンブライアー クラシック初日に今季自己ベストの4アンダー「66」をマークし、復活の兆しを見せたタイガー・ウッズ。完全復活は近いのか、それとも2日目にはまた大叩きの悪夢を見るのか。

「たくさん良いショットがあったのになかなかスコアにつなげられなかった。3アンダーまで伸ばせればと思っていたら、最後にハットトリックが来た」と話すタイガーはこの日、上がりを3連続バーディとするなど、7バーディ、1ボギー、1ダブルボギーでホールアウト。プレー中には時折リラックスした雰囲気さえ感じさせた。

課題だったドライバーショットもこの日は好調で「パターンを全体的に変えたこと（が良かった）。メモリアルの時に大きく変えたがついにその成果が表れつつある」と手応え。「本調子までかなり近い」と笑顔を見せている。

この日のスタッツを今季の数字と比べると、ストロークは今季の平均をおよそ7打も下回り、フェアウェイキープ率もこれまでの数字よりもはるかに良い71.4パーセント。パーオン率も77.8パーセントと今季の56.9パーセントを大きく上回った。今大会の舞台ザ・オールドホワイトTPCは比較的難易度の低いコースではあるが、調子が上向きであることは確かだ。

この好調が初日限りのものでは意味がないが、米国Golf Channel解説者のジム・ギャラガーJr.は「今日はこれまでより創造力を駆使していましたが、何より自信が見受けられました。初日だけで判断できませんが、プレーはかなり良くなっています」とタイガーのパフォーマンス向上に太鼓判。

一方、同じく解説のアーロン・オバーホルザーは「まだ分かりません。明日どんなプレーを見せるか楽しみです。これまで今日のような好プレーがあったかと思えば、古いパターンに戻ってしまうということが何度もありました」と話しつつ「もし明日『69』以下で回ったら、タイガーの言うパターンのシフトが効果を表してきたと言えるでしょう」とコメント。2日目の結果がタイガーにとって大きな意味を持つとしている。

番組の最後にタイガーが2日目を60台で回る可能性を問われたオバーホルザーは「回ると思います。今週は全てのクラブで問題ありませんからね」と予想。ギャラガーJr.も「大丈夫でしょう。パッティングが入ればさらに自信もついてくるはずです」とアンダーパーでのラウンドになるという見方を示した。

タイガーが復活するか否か、運命を左右する2日目に注目したい。

7月3日放送 ゴルフセントラルより

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ビュイックオープンが前身、２０１０年から同大会名となった。開催コース「ジ・オ?ルドホワイト」は26名の歴代米大統領も滞在している全米有数のリゾートだ。３日目は米国の独立記念日となるため、大きな盛り上がりをみせるだろう。昨年大会では、最終日２打差でスタートしたアルゼンチンのアンヘル・カブレラが「６４」と爆発し優勝。メジャー２勝を挙げているビッグネームは、意外にもPGAツアー初タイトルだった。

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