海外男子

トリップが語るJ.スピースの成長に必要なもの

2015年7月7日（火）午後6:00

現在、ワンアジアツアーの今季最終戦「エミレーツ・オーストラリアン・オープン」に出場中のジョーダン・スピース。

昨季の米男子ツアーでメジャー2勝を含む5勝を挙げ、年間王者に輝いた22歳は「2015年に達成した以上のことを狙うのが現実的なのかは分からない。今年よりも少しだけ良い年に出来ればと思う」と今季開幕前に抱負を語った。一昨季から大きな成長を見せた昨季、スタッツでは各部門で大きく順位を上げているが、それは同時に成長の余地が少なくなっていくことも意味している。

上はその成長ぶりを表した数字。左が一昨季、右が昨季のデータだ。総合のストロークス・ゲインドでは22位から3位へ上昇。ドライビング、アプローチでは大きく順位を上げ、得意のショートゲームでもさらに上位に食い込んでいる。これと同じペースでプレーを向上させるのは至難の業に思えるが、ここからスピースがさらに上達するには一体何が必要となるのか。

トリップ・アイゼンハワー
「スピースにとっての課題はコース外での時間のマネジメントでしょう。スピースほどのシーズンを過ごし、世界No.1となるとさまざまな方面から、ありとあらゆる要求が殺到しますからね」

「（さらに力をつけるにはどうすれば？）スピースの場合は今までやってきたことを続ければいいんです。そして、繰り返しますが、コースの外でのマネジメントをうまくやること。ジャック・ニクラウスのようにコース外での時間を有効に使ったからで、タイガーはニクラウスから学び、ニクラウスのようにメジャー中心のスケジュールを組みました」

「メジャーをターゲットに絞る選手になった今、スピースもそれが必要です。コースを離れたところで時間を効果的に使うこと。それが誰よりもうまかったのが、キングことアーノルド・パーマーです。あれだけコース外で引っ張りだこだったのに長いキャリアを築けたのが何よりの証拠です」

ゴルフセントラル 11月26日号より

【緊急募集】レックス倉本さんへ質問しよう！