2日目はサスペンデッドとなった米男子ツアーのザ ホンダ クラシック。トーナメントが開催されているPGAナショナル チャンピオンコースの名物“ベアトラップ"が、今年も多くの選手を罠にかけている。

（写真提供:Getty Images）

“皇帝"ジャック・ニクラウスによって設計された3つの罠は「1,000ヤード飛ばそうと、どんな道具を使おうと関係ない」コースとなっており、まさに真の技術が試される3ホールだが、初日は強風、さらに2日目は雷雨も吹き荒れて、その鋭さは普段以上。チャール・シュワーツェルは15番のティーショットで2日連続の池ポチャ。ベアトラップだけで8オーバーと大きくスコアを落とした。

15番パー3　179ヤード　　平均スコア3.16　　ウォーターハザード38回

16番パー4　434ヤード　　平均スコア4.21　　ウォーターハザード16回

17番パー3　190ヤード　　平均スコア3.20　　ウォーターハザード12回

マーティン・カイマー
「（ベアトラップに）セーフティなプレーなど存在しない。グリーンがとても小さい」

ローリー・マキロイ
「16番だけは、3つの中で唯一息をつけるホールかもしれない。ただ、15番と17番は冷酷だ」

トッププレーヤーをもってしても、このようなコメントがでるのだから、その難易度は相当なもの。土曜日以降も雷雨の可能性が高い今大会は、『ニクラウスの罠』をかいくぐった者がトロフィーを手にすることとなる。

2月28日放送 ゴルフセントラルより

石川遼は初日にベアトラップ3ホールをパーで切り抜けた。2日目は日没サスペンデッドとなったため、今年初の予選突破に向け難関3ホールに注目だ。第2ラウンド残りのプレーは日本時間の今夜9時半より順次再開予定。石川は13番からプレーを再開する。

【動画】石川遼、10番で約10メートルのバーディパット！暫定33位タイで日没サスペンデッド

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