世界に通用する松山英樹のショット力 ?2013-14シーズンプレイバック?
2015年12月3日(木)午前11:30
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2013年、PGAツアー出場わずか7試合で翌季のシード権を獲得した松山英樹。
本格参戦となった2013-14シーズン。
開幕戦で3位タイに入ると、以降も世界のトッププレーヤーに勝るとも劣らない活躍を見せる。5月の「クラウンプラザインビテーショナル」では優勝争いを演じながらも、惜しくも優勝を逃したが、その雪辱を晴らすかのように、翌週の「ザ・メモリアルトーナメント」でプレーオフの末、ツアー初優勝。日本人4人目の快挙を達成した。
データで振り返る松山英樹の強さ
シーズン序盤は怪我で苦しんだ松山だったが、初優勝を成し遂げ、30人しか出場できないプレーオフ最終戦まで駒を進め、フルシーズンを戦い抜いた。
そんな松山の強さとは・・・
【PGAツアー2013-14シーズン結果】
出場試合:24試合
優勝:1回
TOP10:4回 ※優勝含む
予選落ち:3回
棄権:2回
FEDEXCUPランキング
(レギュラーシーズン):22位
(プレーオフシリーズ):28位
【PGAツアー2013-14シーズンスタッツ】
ドライビングディスタンス:294.8Y(51位)
FWキープ率:61.5%(79位)
パーオン率:64.03%(116位)
STROKES GAINED TEE-TO-GREEN:1.474(6位)
STROKES GAINED PUTTING:-0.393(156位)
平均スコア:70.083(20位)
※参考:2013年国内ツアースタッツ
ドライビングディスタンス:291Y(10位)
FWキープ率:55.32%(38位)
パーオン率:71.33%(2位)
平均スコア69.32(1位)
世界に通用するショット力
2013年に賞金王と獲得した国内ツアーのスタッツと比較して見るとPGAツアーの厳しさが改めてわかる。
ドライビングディスタンス、パーオン率はデータがあまり変わらないが、フィールド全体の順位はPGAツアーの方が大きく下がる。
それでも結果を残した松山。
特筆すべきは今年からPGAツアーの公式スタッツとなったショットのスコアへの貢献度を表すSTROKES GAINED TEE-TO-GREENが6位であること。
(関連リンク) PGAツアーで新たに導入された「Strokes Gained Tee-to-Green」とは?同スタッツの2013-14シーズンのランキングを見ると、1位のマキロイを筆頭にいずれも世界の強者ばかりだ。
【STROKES GAINED TEE-TO-GREEN】
1位 R.マキロイ(1.993)
2位 S.ガルシア(1.820)
3位 J.フューリック(1.684)
4位 J.ローズ(1.505)
5位 A.スコット(1.503)
FWキープ率、パーオン率がそれほど良くない松山がSTROKES GAINED TEE-TO-GREENで6位につけていることを考えると、いかに勝負どころや厳しいセッティングの中、ショットで攻めてスコアを伸ばしているかがわかる。
2014-15シーズンに入っても、その勢いは衰えず 開幕戦を3位タイと2年目のジンクスを払拭する堂々たる戦いぶり。国内凱旋試合となった「ダンロップフェニックスではホストプロとして見事に勝ってみせた。
次なる舞台は前年のツアー優勝者のみが出場を許される2015年の初戦「ヒュンダイトーナメントオブチャンピオンズ」。
誰もが認める世界トップクラスの選手となった松山が見据える先には・・・
2015年の松山英樹から目が離せない
松山英樹の一年を振り返る特別番組
松山英樹の軌跡 ?王者への前奏曲?
明日12/13(土)13時より放送!お楽しみに。
【動画】松山英樹2014年スーパープレー集