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?ゴルフネットワークマガジン年末特別企画? 今田竜二独占インタビュー「僕がいたい場所はずっとPGAツアーだと思ってやってきた」

2015年7月7日(火)午前8:00

ちょうど一年前、昨年末の番組収録では「引退することも考えた。でも自分にはゴルフしかない・・・」と告白した今田竜二。

2014年も世界最高峰のPGAツアーに挑み続けた。

2013-14シーズンはPGAツアー9試合に出場して、最高位は「ソニーオープン」の20位タイ。FEDEXCUPランキングは195位で終えた。PGAツアーへの復帰を目指して下部ツアー「WEB.COM TOUR」にも11試合出場したが結果は出ない苦しい一年となった。

<関連リンク>
【コラム】今田竜二にとってのPGAツアーとは(2014/08/18)

絶対に英語しか喋れない環境に身を置くこと

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14歳で単身渡米し、フロリダのゴルフアカデミーへ進路を決め、その後ババ・ワトソンと同じジョージア大学へ進学。大学卒業後はアメリカ下部ツアーを経て、PGAツアーへ参戦。2008年の「AT&Tクラシック」では日本人史上3人目となるPGAツアー優勝の快挙を成し遂げた。

国内ツアーで実積を積んで海外挑戦という選手が多い中、14歳で渡米した今田は稀なケースとも言える。
今では石川遼、松山英樹など若くしてPGAツアーへ挑戦し、当たり前のようにシード選手として世界の舞台で戦っている現状がある。

今田竜二がPGAツアーへの道を切り開いた先駆者の一人と言っても過言ではないだろう。

Q:アメリカでプロ生活をスタートしようと思った理由は?

今田「あまり知られてないと思うんですが、実は大学卒業後にアメリカと日本で両方QTを受けてるんですよ。アメリカでは一打足りず下部ツアーの出場権を獲得して、日本のQTは17位で翌年のレギュラーツアーの出場権を手に入れました。何試合か日本でもプレーしましたが、アメリカと日本を掛け持ちするのは無理だってすぐにわかりました。アメリカは自分が目標としている場所だったので、アメリカでのプロ生活を決心しました。下部ツアーでも全く苦にならなかったです。」

Q:これまでにアメリカで一番苦労したことは?

今田「やっぱり言葉の壁ですかね。渡米して一年くらいで何を言っているかわかるようになってきました。でも自分は頭が悪いから(笑)、何を言いたいか相手に伝えるのに苦労しました。日本人の場合は帯同スタッフも日本人ということが多いと思いますが、絶対に英語しか喋れない環境に身を置くことが大切だと思います。」

アメリカツアーの変化「パワープレーになりつつある」

マキロイタイガー

アメリカでの学生時代にはAJGA(米ゴルフジュニア協会)通算6勝、全米アマベスト8、NCAA選手権個人2位など輝かしい成績を納め、タイガー・ウッズとも凌ぎを削った今田。海を渡って25年・・・今のアメリカツアーをどのように捉えているのだろうか。

Q:タイガーの不調について

今田「自分が出場している試合以外はTVで観たりはしないので、タイガーがどんなプレーをしているか詳しくは知りませんが、タイガーももうすぐ40歳だし、精神的にも体力的にもきつくなってきてるんじゃないかな。自分もタイガーと同じ年齢ですが、昔と比べて“甘え"が出てしまう。若い頃の方がガツガツしていたし、下部ツアーにいても苦にならなかった。年を重ねるうちに変わってくることもありますね。」

Q:マキロイ時代の到来とも言われていますが?

今田「コースセッティングも道具も変わってきた。コースの距離も伸びてるし技術よりもパワープレーになりつつある。2010年のアイアンの溝規制が大きく影響してると思います。PGAツアーでここまでやってこれたのはショートゲームしかないけど、溝の規制が入ってからは自分の思ってるショットが打てなくて苦しんでいる部分がある。昔はスピン量を意識しながらやってたけど、今はスピンがかからないからパワーがあれば150YくらいでもPWで打って止めるだけ。グリーン上でのボールのコントロールは必要ない。だから昔より業師(わざし)が減っていると思いますね。」

日本人が勝つために必要なのは強い信念

AT&T Classic - Final Round
2008年「AT&Tクラシック」でPGAツアー優勝を果たした今田竜二

2008年の今田竜二の優勝以来、6年ぶりに松山英樹が若干22歳にして史上4人目となるPGAツアー優勝を成し遂げた。

Q:松山選手の強みは?

今田「技術はもちろんのこと、何事にも動じない精神力が彼の良いところだと思います。タイガーやマキロイでも気にしない、アメリカでも自分のゴルフが出来るのはすごい。」

Q:日本人が勝つために必要なことは?

今田「日本人がPGAツアーで勝つために、先ずはその場にいかないと始まらない。スポット参戦ではなくPGAツアーメンバーとして戦うこと。正直、日本ツアーは平和である部分があると思います。韓国人選手や他の海外選手には戻る場所がない。日本のように戻る場所があると戻ってもいいかなって思ってしまう。絶対ここでやらないといけないという強い気持ちが大切だと思います。僕がいたい場所はPGAツアーだとずっと思っていた。その気持ちがあったから、今までやってこれたんだと思います。」

PGAツアーで戦いたい

Sony Open in Hawaii - Final Round

中学二年生の時にマスターズへの憧れから渡米を決意してから25年。来年39歳を迎える今田竜二。今もなおアメリカで戦い続ける今田の目標とは?

Q:今シーズンを振り返って

今田「2014年は自分なりに頑張ったけどPGAツアーと下部ツアーの掛け持ちになって難しかった。強い選手は同じ環境でも成績を残すけど、自分の中では“ここまでやったんだから・・・"と甘えがあった。今年は思うような成績を残せず、日本に戻ってもダメだった。最低の一年だった。それでもまだ頑張りたいって想いもあるし、去年や一昨年よりもモチベーションは上がっている。そういう意味では良い一年だったかもしれないです。」

Q:2015年の目標は?

今田「大きな目標を立てるのは苦手なので、目の前の小さな目標に向かってコツコツと頑張っていきたい。現時点ではソニーオープンへ出場できる予定なので、そこで良い成績を残せれば新たな道が開けるかなと思っています。そして、それをきっかけにPGAツアーに戻りたい。」

どんな時でも謙虚で自分らしく居続ける今田竜二。

PGAツアーへの熱い想いを胸の内に秘め、2015年もアメリカの地で戦い続ける。

お知らせ

今田竜二プロと宮里美香プロのスペシャル対談が実現!対談の模様は2月放送の「The Way You Are 素顔の宮里美香?ミカ×今田竜二 豪華対談」でたっぷりとお送りします。ぜひお楽しみに。

<関連リンク>
スペシャル対談 Ryuji Imada × Mika Miyazato「共にプロ生活をアメリカでスタートした二人」

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