序盤は苦しむも巻き返しで4年連続賞金シードを確保 ?上原彩子?
2017年1月5日(木)午後3:52
2015年は辛くもシード権を獲得したした上原彩子。米女子ツアー参戦4年目となった2016年は前半戦で大苦戦をするものの、後半戦に巻き返し4年連続となる賞金シードを確定させた。
開幕戦から5試合連続で予選落ちと、いきなり出鼻をくじかれた格好となった上原。3月のメジャー初戦「ANAインスピレーション」が昨季初となる決勝ラウンド進出(56位)だった。しかし、そこから再び3戦連続で予選落ちを喫すると、開幕9試合で8試合でカットとかつてない不調を味わった。
それでも、5月にはいり徐々に調子が上向きに。ヨコハマタイヤLPGAクラシックから4試合連続で予選を通過し、いずれも30位台でフィニッシュすると、そこから自身の最終戦となったサイム・ダービーLPGAマレーシアまでの10試合で予選落ちはわずかに1試合と安定した戦いぶりに戻った。
また、8月のカナディアンパシフィック女子オープンで第3ラウンドと最終ラウンドの2日連続でホールインワンを達成。これは米ツアーでは史上4人目となる快挙だった。しかし、その一方で11月に出場した国内ツアー「伊藤園レディース」では第1ラウンドでルールの勘違いから68打のペナルティを受け、ツアーワーストの「141」を記録した。
米ツアー5年目となる今年は優勝争いに絡むことができるかが目標となる。フェアウェイキープ率はツアーでも8位の78.48%を誇るが、パーオン率は62.27%でツアー127位と低迷。この数字を改善させることが、上位進出へのカギとなりそうだ。
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(写真:Getty Images)