現地時間29日から5月3日にかけてWGC（世界ゴルフ選手権）のキャデラックマッチプレー選手権が開催される。

米カリフォルニア州、サンフランシスコのダウンタウンからおよそ10kmに位置するTPCハーディングパークを舞台に行われる今大会には、世界ランキング上位67選手のうち64人が出場。そんな大激戦必至のマッチプレーを前に、世界No.1のローリー・マキロイとNo.2のジョーダン・スピースが意気込みを語っている。

ローリー・マキロイ

「いわゆる死のグループに入ってしまった。そう表現するしかありません。初日は全米プロで優勝したジェイソン・ダフナーが相手、そしてブラント・スネデカーとビリー・ホーシェルはともにフェデックスカップの王者です。総当たり戦で3つのマッチをプレーし、他の3人よりもいい成績を収め、最終的に64人の頂点に立てるようベストを尽くすしかありません」

ジョーダン・スピース

「大会のフォーマットが変わったとはいえ、負ければ後がないという気持ちでプレーします。マッチプレーはエキサイティングですが、序盤にリードを許すと、精神的に苦しい戦いを強いられます。落ち着いてコースを攻めること、自分のゴルフをすることに集中します。去年までのように勝ち続けなければベスト16に残れないと思って毎日マッチに臨むつもりです。他のマッチの結果はあてにせず、明日から勝つために全力を尽くします」

「最終的に64人の頂点に」と優勝をはっきりと目標にあげたマキロイと、「負ければ後がないという気持ちで」と一戦一戦が勝負と語ったスピース。マキロイはマスターズで単独4位に終わり、今年のキャリアグランドスラムの達成を逃しているだけに、自身2度目のWGCタイトルが欲しいところ。一方のスピースも勝てば最大の目標である世界No.1に大きく近づけるとあって、並々ならぬ決意で大会に乗り込んくる。

ちなみに米国Golf Channelの解説者を務めるトリップ・アイゼンハワー氏は、マキロイは“死のグループ"をきっちり突破すると断言。さらにその第1組が決勝トーナメントでまず当たる第16組は松山英樹が勝ち上がるとの見解を示し、「マキロイ vs. 松山はかなり盛り上がりそうだ」と予想している。

なお、マキロイとスピースの1回戦の組み合わせは下記の通り

■グループ 1
ローリー・マキロイ
ジェイソン・ダフナー
ビリー・ホーシェル
ブラント・スネデカー

■グループ 2
ジョーダン・スピース
ミッコ・イロネン
リー・ウェストウッド
マット・エブリー

4月29日放送 ゴルフセントラルより

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