前週のPGAツアー「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」2日目に試合での自己ワースト記録『82』を叩いて予選落ちしたタイガー・ウッズだが、足を引っ張ったのはアプローチだったのは言うまでもない。

現地5日開幕の「ファーマーズ インシュランス オープン」会場のドライビングレンジでは、そんなタイガーを見かねたビリー・ホーシェルやパット・ペレツなど、ツアー仲間によるミニレッスン会が開かれた。

ビリー・ホーシェル
「ここ何年か、タイガーには面倒をみてもらっているからね。オフシーズン中に自分がやったことが参考になるんじゃないかと思って伝えたんだ。ボクもタイガーと同じように感じていたことがあって、オフシーズンに練習したことが役に立ったから。賢いタイガーだからすぐに直せるよ」

さて、当の本人は現在の自身のショートゲームについてどう思っているのだろうか。本日放送された米国Golf Channel「ゴルフセントラル」のインタビューで答えている。

「ひどいショットを打ったとしても直すべき点はわかっている。自宅でチッピングの練習をかなりやった。いいショットは抜群で、悪いショットは最悪の状態。以前と今のパターンは両極端。リリースがまったく異なるんだ。挑戦しながら感覚で新しいパターンを身に着けていかなければならないが、プレッシャーがかかった中でのショットはターゲットばかりを重視しがちで、時々昔のパターンに戻ってしまう。そこに新しいパターンが入り込もうとして迷ってしまっているんだ」

今大会はカリフォルニア州トーリー・パインズGCが舞台。タイガーはここでメジャー大会を含むプロ8勝を飾っている得意コース。予選ラウンドで「サウス」「ノース」の2コースを回り、決勝ラウンドは「サウス」だけを使用する変則的な大会でもある。昨季大会の各コースの平均スコアはこちら。

サウス 73.80
ノース 70.24

両コースの難易度に大きな差がある。サウスコースはノースコースより600ヤード以上距離があり、ラフが深く、加えてフェアウェイが狭くなっている。上位進出は「サウス」をどう攻略するかにかかっている。

「オーガスタに照準をあわせている」というタイガーが、4月までに新しいアプローチパターンをマスターできるか？ 予選ラウンドは“先生役"のホーシェル、リッキー・ファウラーとプレーする。

（写真提供:Getty Images）

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「ファーマーズインシュランス」予選ラウンド独占生中継＆決勝ラウンドはPGAツアーダイジェストを放送！

2008年全米オープンの舞台としても記憶に新しい、トーリー・パインズで行われる大会。松山英樹、石川遼は揃って出場予定。タイガー・ウッズが相性の良いコースとしても有名。今季初戦で予選落ちを喫したタイガーにも注目。

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