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比較するとわかりやすい！J.スピースのフェースローテーションを使わないスイングとは？（スーパースロー動画）

2015年6月2日（火）午前11:46

今年のマスターズで優勝し、FEDEX CUPランキング1位のJ.スピース。そのスピースに次いで、2位につけるのがJ.ウォーカー。今季は「ソニーオープン」、「バレロテキサスオープン」で2勝を挙げ、先週の「AT&Tバイロンネルソン」では2位タイでフィニッシュ。安定して好成績を残している。

先週の「AT&Tバイロンネルソン」では地元テキサスでの対決に注目が集まったスピースとウォーカー。

5月30日に放送された「PGAツアーダイジェスト」ではツアープロコーチの内藤雄士氏がスピースとウォーカーのスイングをスーパースローを使って解説。オーソドックスなスイングのウォーカーと比較することでわかるスピースの特徴とは？

現在FEDEX CUPランキング1位と2位の二人のスイングを徹底解剖

変則的なインターロッキンググリップ

内藤さん「ゴルフはよく左腕リードが大切と言われますが、J.スピースはまさに左リードで打っているとスイングと言えます。それを象徴するのがグリップです。」

正面から見たスピースのグリップ

「スピースのグリップは左手の人差し指がすごい出ています。通常のインターロッキンググリップとは少し異なります。他の角度（後方）から見ても人差し指が出ていますが、右手の小指はしっかり握っているのがわかります。インターロッキンググリップの場合は完全に指をからめているので、その分だけ左手の人差し指も右手の小指も両方出てくるのが通常ですが、スピースの場合は右手の小指は中にしっかり入っているのが特徴です。」

後方から見たスピースのグリップ

「そのため左手のグリップがウィークになっていて、トップでは左腕とフェース面が並行でほぼ正面を向いていてオープンフェースになっています。そこからフェース面をボールに向けて振っていきますが、その時にフェース面をあまり返さずに、腕のローテーションもほぼ使わずに振っていくのが特徴的です。」

オープンフェースのトップ

フェースローテーションを使わないスイング

番組ではスピースとウォーカーのスイングについても解説されました。

内藤さん「ウォーカーは持ち玉がフェードですが、スピースがウィークグリップであるのに対して、ウォーカーの場合は少し左手がストロンググリップです。その分だけトップでフェース面がほぼスクエアな状態から、腕をローテーションさせてフェースを返していくスイングです。」

比較?テークバックのフェースの向き

「二人を比較するとテークバックのフェース向きがこれだけ違います。ウォーカーはクローズでスピースはかなり開いているのがわかります。」

比較?ダウンスイングのシャフトの角度

「ダウンスイングではウォーカーの方が少し立って下りてきますが、スピースはシャフトが少しねて入ってきます。」

比較?フォロースルーの腕の返し

「比較すると一番違うのはフォロースルーです。スピースは腕をほとんど返さずに打っているのに対して、ウォーカーは右腕が上に来ています。ウォーカーの方がオーソドックスなフェースローテーションを使うスイングですが、スピースはリストターン（フェースローテション）を使わないスイングということがスイング比較からわかると思います。」

現在FEDEX CUPランキング1位と2位の二人。年間王者に輝くの果たして！？

「PGAツアーダイジェスト」では試合のハイライトだけではなく、コメンテーターズアイのコーナーでは注目選手のスイング解説も紹介しています。中継映像でプロのスイングを見て真似することはなかなか難しいですが、スーパースロー映像を使ったわかりやすいスイング解説なので、GN+TVで動画を繰り返し再生しながら、ぜひ練習の際に参考にしてみて下さい。

「PGAツアーダイジェスト」は毎週日曜日・月曜日夜11時から放送。ぜひお楽しみに！

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