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悲願の全米制覇へ！ミケルソンが右打ち！？時計の文字盤が正面を向くほどの強烈なリストターンに注目

2015年6月17日（水）午後0:00

全米オープン前哨戦の「フェデックスセントジュードクラシック」では最終日に8バーディを奪い、65の好スコアで3位タイとなたフィル・ミケルソン。ホールアウト後には「大会前よりも今のほうが全米オープンに可能性を感じる」と手応え十分のコメントも。全米オープンで過去6回2位のミケルソン、全米を勝てばキャリグランドスラム達成ということもあり注目が集まります。

6月13日に放送された「PGAツアーダイジェスト」では大町昭義プロがミケルソンのスイングをスーパースローを使って解説。右打ちに反転させてみるとよくわかる“強烈なリストターン"とは？

バックスイングで腕を長く大きく取り、バックスイングでためを作る

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大町プロ「ミケルソンは非常にキレのあるスイングです。バックスイングで腕を長く大きくとってトップの位置で軸がズレずにコンパクトにおさめます。そこからヘッドをためてリストターンを行い、フィニッシュまで振り切るというフットワークが非常に良いスイングです。」

テークバック

トップ

ダウンスイング

フォロースルー

右打ちにしてみるとわかりやすい、大きなスイングアーク

大町プロ「ミケルソンは左打ちの選手ですが、反転して見てみるとスイングの特徴がよくわかります。バックスイングは手ではなくグリップの位置からあがるのでシャフトがしなります。」

テークバック

大町プロ「そしてハーフウェイバックの位置で、バックスイングを体から遠く上げます。そしてトップでは体の少し近くまできます。そのことによって真円ではなく楕円のスイングになります。楕円になることによってインパクトの打点がすごく長くなります。つまり、スイングアークが非常に大きいということです。」

ハーフウェイバック

トップ

フォロースルーの時計の文字盤に注目！

大町プロ「ダウンスイングではクラブをためて、手の位置がバックスイングの時と比べて体に近くなってることがわかります。ため過ぎるとクラブフェースが開きますが、しっかりとインパクトでのボールを見据えながら、開き過ぎないようにフォロースルーで強烈なリストターンをしています。」

ダウンスイング?

インパクト

大町プロ「右手の時計を見てもらえればわかりますがインパクト以降に時計の文字盤が正面を向きます。テークバックの9時のポジションとフォロースルーの3時のポジションが非常にバランスの取れたパワーのあるスイングを言えます。」

フォロースルー

全米オープン初制覇となるか！ミケルソンのスイングにも注目しながら全米オープンをお楽しみ下さい。

PGAツアーダイジェストスイングチェックシリーズ

「PGAツアーダイジェスト」では試合のハイライトだけではなく、コメンテーターズアイのコーナーでは注目選手のスイング解説も紹介しています。中継映像でプロのスイングを見て真似することはなかなか難しいですが、スーパースロー映像を使ったわかりやすいスイング解説なので、GN+TVで動画を繰り返し再生しながら、ぜひ練習の際に参考にしてみて下さい。

「PGAツアーダイジェスト」は毎週日曜日・月曜日夜11時から放送。ぜひお楽しみに！

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