”絶対王者”に風穴を リー・ジャンセン、16年ぶり戴冠
2015年2月16日(月)午後5:12
久々の歓喜に涙がこぼれた。
フロリダ州のツインイーグルスGCを舞台に行われた米チャンピオンズツアーのエースグループ クラシック。
最終日をトップと1打差の単独2位でスタートしたリー・ジャンセンは、11番までに5つスコアを伸ばしながらも、12番でボギーを叩き、1ストロークのリードを許して最終18番パー4を迎える。ティーショットを理想的な位置につけると、2打目はピンそば2メートルに。これをしっかりと沈め、右手で振ってガッツポーズ。勝利の行方は、バート・ブライアントとのプレーオフへと委ねられた。
(写真提供:Getty Images)
1977年の全米プロゴルフ選手権を制したラニー・ワドキンス氏は「終始落ち着いてプレーし、前半で4つスコアを伸ばしました。11番のバーディで勝負は決まったかと思いましたが、直後にボギー。しかし、その後はしっかりと持ちこたえました」と分析。
そして、プレーオフ1ホール目。ブライアントはこの日コースレコードタイとなる10アンダー62をマークするなど絶好調だったものの「正直に言うと、ティーショットはミスだった。ひどいフェードで、2、30ヤードを損したんだ」と本人が語ったように、理想的とは言えないライからの第2打目で焦りからか強気にピンを狙ったものの、結果はウォーターハザードで万事休す。ボギーで終えるのが精一杯だったブライアントに対し、ジャンセンは、同氏の言葉通り安定したプレーでしっかりとパーをセーブして決着がついた。
米ツアー8勝、さらに1993年と1998年には全米オープンを制した経験もあるジャンセンだが、優勝は実に16年ぶり。表彰式では涙を流した。
同ツアー参戦わずか8戦目での優勝に今後への期待も高まるが、ワドキンス氏は「全米オープンなどビッグなイベントで勝っているジャンセンですから、チャンピオンズツアーでも活躍するでしょう。このツアーをエキシビションだと思っている人も多いですが、彼の涙からも分かるように、選手にとってはここで勝つことも大きな意味があるんです」と力説。
現在、ベルンハルト・ランガーが3季連続で賞金王に輝き、“絶対王者"として君臨する同ツアーだが、風穴をあける存在の登場に胸が躍るばかりだ。
2月16日放送 ゴルフセントラルより
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