現地時間18日に幕を開ける第115回全米オープンゴルフ選手権。世界ランキングNo.1に君臨するローリー・マキロイが、難関とされるワシントン州チェンバーズＧＣをいかに攻略するのかにも注目されている。

（写真提供:Getty Images）

世界王者にとって、直近の2試合をともに予選落ちとなったことは想定外だっただろう。特に、その大会がメジャーと同じように重要視していた欧州ツアーのBMW PGA チャンピオンシップと、自身の財団がホストを務めるドバイデューティフリーアイリッシュオープン hosted by ザ・ローリーファウンデーションだっただけに、その状態を不安視する声もある。2011年大会以来となる全米オープン制覇に向けて記者会見を行った。

「到着した時点では、他の選手と同様に（コースに対して）イメージを持ってはいなかったが、土曜日にラウンドしてみて正真正銘のリンクスコースだと分かった。アメリカでは、コースの周辺のみがフェスキュー芝だったりするが、ここでは全体がフェスキュー芝だ。気温が20度ほどあることだけを除けば、アメリカで全英オープンを戦うような感覚だ」

「コースは自分のスタイルに合っていると思う。ドライバーで果敢に攻めなければならないし、フェアウェイキープやパーオンは難しくないと思うが、ピンまで15メートル以上残ることもある。勝負のカギはロングパットとドライバーショットになるだろう」

コースを冷静に分析したマキロイ。ここ数週間で結果を残すことが出来なかったと言えど、その自信が崩れることはなさそうだ。

さらに、記者から「NBA（National Basketball Association）のレブロン・ジェームズは『自分が世界最高のバスケットボールプレーヤー』だと自ら主張している。それが傲慢な自信なのか、対戦相手への威嚇なのかは分からないが、世界No.１の立場から、この発言をどう考えるか？」との質問を受けると「レブロンがその言葉を口にすれば、それは“自信"ではなくて“事実"を語っているのだと思う。チームをプレーオフファイナル（決勝）まで導いたことや様々なデータがそれを物語っている。そして、世界ランキングの一番上に自分の名前があることで同じことを感じる。過去4、5年のメジャーでの成績を比べれば、一番多く勝っているのは自分だ。もし自分が世界で一番の選手か、と問われれば『はい』と答えるし、それを証明するために毎週戦いたい」と言い切った。

世界No.1の“自信"。ローリー・マキロイは、それを最難関のコースで証明することは出来るだろうか。

6月18日放送 LIVE FROM 全米オープンより

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