国内女子ツアーで唯一、全米女子プロゴルフ協会の公式戦となっている「TOTOジャパンクラシック」が4日、茨城県・太平洋クラブ 美野里コースで第1ラウンドの競技を終えた。6アンダー66で首位を分け合ったアリヤ・ジュタヌガーン（タイ）と姜秀衍（韓）を海外勢が僅差で追う中、日本勢は堀琴音が首位と3打差の7位タイにつけた。

　日米両ツアーの強豪78名が争う今大会、初日のリーダーボードは海外勢が上位を占めた。米ツアーでのプレーヤー・オブ・ザ・イヤー争いでトップを走るジュタヌガーンは序盤パープレーが続く展開から8番以降の5ホールで4バーディとチャージ。その後もスコアを落とすことなく上り2ホールを連続バーディで締め、今季国内1勝の姜とリーダーボード最上段に並んだ。

　今季トップ10入り7回で初勝利の欲しい堀は、5バーディ、2ボギーの内容で日本人ではトップの位置に。その他日本勢は、米ツアー今季2勝の野村敏京に大江香織、成田美寿々、ぞして大会2勝の上田桃子がチョン・インジ（韓）らと並ぶ2アンダー70の15位タイ。国内賞金ランキング3位の笠りつ子や松森彩夏、渡邉彩香、木戸愛らが1アンダー71で26位タイに続いている。

　首位と1打差の3位タイは、ミズノクラシック時代の2012年大会を制したステーシー・ルイス（米）とジェニー・シン（韓）。ジャン・ハナ（韓）、サンドラ・ガル（独）の2人がさらに1打差の5位タイとなった。堀と並ぶ7位タイには、大会2勝で2週連続優勝を狙う申ジエ（韓）にスーザン・ペテルセン（ノルウェー）、フォン・シャンシャン（中）、ユ・ソヨン（韓）らが名を連ねる。

　そのほか、国内賞金ランキング1位のイ・ボミ（韓）はレクシー・トンプソン（米）らとともに1オーバー73の48位タイ。今大会5年ぶりの参戦となる宮里藍は、同じく海外組の宮里美香や世界女王リディア・コ（ニュージーランド）と2オーバー74の57位タイから上位を目指す。