T.ピータースが大会連覇に王手 M.フィッツパトリックは後退
2016年8月21日(日)午前5:26
欧州ツアーのD+D レアル・チェコ・マスターズは現地時間20日、チェコ・プラハのアルバトロス・ゴルフリゾートを舞台に第3ラウンドの競技を終了。連覇を狙うトーマス・ピータース(ベルギー)が通算12アンダーで優勝に王手をかけた。
予選ラウンドを67-67で回り、トップタイで週末を迎えたピータース。ムービングデーは6番からの4ホールで3バーディを奪って前半を3アンダーとすると、後半最初の10番でもスコアを伸ばす。しかし、続く11番からは連続ボギーを喫すると、残りホールはパーを積み重ねるに終わり、4バーディ、2ボギーの2アンダー70でホールアウト。それでも、後続に2打差をつけてリーダーボードの最上段を守った。
初優勝を果たした思い出の大会で、通算3勝目に近付いた24歳は「今日は残念なショットが多くあったし、終盤はグリーンがガタついていたからパットも難しかった」と、大きくスコアを伸ばせなかった要因を分析。それでも「リラックスできているし、最終日に良いプレーをするためのゲームプランも持っている」と優勝争いへのプレッシャーは感じていないようだ。
通算10アンダー単独2位でピータースを追うのは、8アンダー「64」を叩き出したポール・ピーターソン(米)。トップと3打差の3位タイには、ジェフ・ウィンザー(デンマーク)とロバート・ロック(英)がつけている。3位タイから出たマシュー・フィッツパトリック(英)は1アンダー71と伸び悩み、通算7アンダー6位タイに後退。ライダーカップ出場を狙うリー・ウェストウッド(英)は、通算4アンダー24位タイで最終日を迎えることとなっている。