リオデジャネイロ五輪出場を辞退したローリー・マキロイ（北アイルランド）の五輪ゴルフにまつわる発言が物議をかもしている。米『ザ・ゴルフ・チャンネル（電子版）』など複数のメディアが伝えた。

　全英オープン開幕を控えたマキロイは現地時間12日、五輪ゴルフ競技について「ゴルフの普及のためにこのスポーツを始めたわけじゃない。大会で優勝するために始めたんだ」「五輪はたぶんテレビ観戦するだろうけど、ゴルフを観るかは分からない」などとコメント。同時に「陸上や水泳、飛込競技なんかは観ると思うよ。そういう大事なものはね」とも話した。この発言には、ゴルフチャンネル解説のブランデル・シャンブリー氏が「その言葉には一生後悔するだろう」と苦言を呈するなど、大きな注目が集まっている。

　世界ランキングで現在4位のマキロイは前月22日、ジカ熱への懸念を理由に五輪出場を辞退。112年ぶりに復活する五輪ゴルフ競技は、4月にアダム・スコット（豪）、ビジェイ・シン（フィジー）らが辞退を表明して以降、ジェイソン・デイ（豪）、ジョーダン・スピース（米）、ダスティン・ジョンソン（米）といった大物選手の出場見送りが相次いでいる。