国内女子ツアーのニチレイレディスが18日、千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブ 新袖コースを舞台に第2ラウンドの競技を終了。前日首位タイの勝みなみ（鹿児島高3年）が後続と1打差の単独首位となり、ツアー史上初のアマチュア2勝目に王手をかけている。

　混戦ムードの初日から勝が抜け出した。申ジエ（韓）らと3人並んで首位から出たこの日、1番パー5でバーディ発進を切った勝は、5番でチップインバーディ、9番から連続バーディで後続を突き放すと、「65」の猛追を見せたペ・ヒギョン（韓）も15番バーディでかわし、ノーボギーの5アンダー67でホールアウト。2014年にツアー史上最年少Vを遂げた17歳がさらなる快挙に近づいた。

　1打差2位につけたペ・ヒギョンは8バーディ、1ボギーの内容。大会3連覇を狙う申は5バーディ、2ボギーの3アンダー69で3位に後退となり、トップと2打差で最終18ホールに向かう。また、前日9位タイのイ・ボミ（韓）は4バーディ、ノーボギーの4アンダー68で、さらに1打差の通算7アンダー4位タイから逆転を目指すこととなった。

　以下、通算6アンダー6位に辻梨恵。今季初勝利の欲しい渡邉彩香や笠りつ子、今季1勝の鈴木愛らが通算5アンダー7位タイに並んだ。そのほか、13年賞金女王の森田理香子や上田桃子、キム・ハヌル（韓）、テレサ・ルー（台）といった強豪は通算2アンダー27位タイにつけている。