国内男子ツアーの「?全英への道? ミズノオープン」が26日、岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部で開幕。世界最古のメジャー大会出場を目指し、ツアーの猛者たちが激戦を繰り広げる。

　前週大会では趙炳旻（韓）にツアー初出場初優勝を許し、開幕からいまだ池田勇太の1勝にとどまる日本勢。今週こそは外国勢相手に意地を見せたいところだが、今大会の見どころはトロフィの行方のみでない。上位4名（有資格者除く）に与えられる全英オープン（7/14?17日／スコットランド、ロイヤルトルーンGC）出場権の行方が大きなテーマとなる。

　今季すでに全英行きを決めているのは、昨季賞金王の金庚泰（韓）に同2位の宮里優作、そして昨季の日本オープン覇者・小平智。同選手ら以外は全英行きを決めるべく目の色を変えて上位を目指すことだろう。23日の全米オープン最終予選を通過した池田、谷口徹、谷原秀人や、ここまで惜しくも今季初優勝を逃してきた片岡大育、近藤共弘らも一層高いモチベーションで今大会に臨むはずだ。

　昨季はベテランの手嶋多一が大会29年ぶりのホストVを飾り、高山忠洋、富村真治、スコット・ストレンジ（豪）とともに全英への切符を獲得。ディフェンディング・チャンピオンの手嶋は初のホストプロによる大会連覇を目指す。なお、全英オープン出場権は今大会の上位4名のほか、翌週の日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills終了時点の賞金ランク上位2名（有資格者除く）にも与えられる。