R.マキロイ、念願の地元初V! 最終3ホールで逆転
2016年5月23日(月)午前10:57
欧州ツアーのドバイ・デューティフリー アイリッシュ・オープン Hosted by ザ・ローリーファウンデーションが現地時間22日、アイルランドのKクラブで最終ラウンドの競技を終了。首位から出たホストのローリー・マキロイ(北アイルランド)が通算12アンダーで逃げ切り、念願の地元初優勝を成し遂げた。
3打のリードで最終日に入ったマキロイは、15番まで2バーディ、2ボギーのイーブンパーとスコアを伸ばせずにいると、ラッセル・ノックス(スコットランド)の猛追を受け、3ホールを残して逆転された。しかし、16番でスコアを伸ばすと、最終18番でイーグルを奪う勝負強さを発揮し、3打差をつけて制した。
過去3年は地元で予選落ちの屈辱を味わっていたマキロイだが、逆転された場面でも、「まだチャンスはあると自分に言い聞かせた」とコメント。「落ち着こうとしたが、3万人が大声援を送ってくれていると、それも難しい」とし、「言葉にできない。勝ってもあまり感情的にならないタイプだが、18番では涙をこらえるのが精一杯だった」と忘れられない日になったことを明かし、欧州ツアーでの優勝は通算13回目となった。
一方、ノックスは「68」で回り、通算9アンダーの2位タイ。難関の14、15番で連続バーディを奪い、マキロイにプレッシャーをかけたが、優勝には届かなかった。また、ブラッドリー・ドレッジ(ウェールズ)は17番から2連続バーディを奪って「66」をマークし、2位タイに順位を上げた。
その他、10カ月前に精巣ガンと診断されたマシュー・サウスゲート(英)がキャリアベストの4位タイに入り、感情の込みあげるフィニッシュ。マーティン・カイマー(独)はこの日のベストスコア「65」を記録し、通算6アンダーの5位タイに入った。マスターズ王者のダニー・ウィレット(英)は通算1アンダーの23位タイとなっている。