欧州ツアーの深センインターナショナルが現地時間21日、中国のゲンゾンGCを舞台に第1ラウンドの競技を行ったものの、競技途中で落雷のため45分間プレーが中断。32人が金曜の朝にラウンドを持ち越すことに。この日アレクサンダー・レヴィ（仏）が6アンダー66でラウンドし、イ・スミン（韓）と並んで暫定首位タイ発進を決めた。

　レヴィにとってゲンゾンGCは14年の「ボルボ中国オープン」でツアー初優勝を挙げた思い出のコース。「初優勝を遂げたコースでのプレーは良いもの」というように出だしの10番、13番でバーディを奪い、幸先の良いスタートを切った。17番、18番ではバーディ、イーグルとして前半を5アンダーでプレー。後半の1番ホールでもバーディを決めると、残りのホールを全てパーとして6アンダー66で暫定首位タイに立った。相性の良いコースで2年ぶりの優勝となるか注目だ。

　一方、今季欧州ツアー6回目の出場となる22歳のイは「小さくて狭いグリーン、そして深いラフ。とにかくフェアウェイを捉え、グリーンに乗せるよう努めた」と難関コースをうまく攻略。6バーディ、ノーボギーのラウンドを展開し、暫定首位タイにつけた。

　メジャー2勝のバッバ・ワトソン（米）は1アンダー71でディフェンディング・チャンピオンのキラデク・アフィバーンラト（タイ）と並んで暫定33位タイとなっている。