A.ジョンストンが初優勝 S.ガルシアは「67」の猛追で3位
2016年4月18日(月)午前10:19
欧州ツアーのオープン・デ・エスパーニャが現地時間17日、レアルクラブ・バルデラマを舞台に最終ラウンドの競技を終え、1打差2位タイから出たアンドリュー・ジョンストン(英)が通算1オーバーに1つ伸ばしてツアー初勝利を飾った。「67」のチャージをかけた大会ホスト、セルヒオ・ガルシア(スペイン)は通算3オーバー単独3位に食い込んでいる。
通算オーバーパーでの戴冠は、レギュラーイベントとしては1996年のスコティッシュオープン以来、実に20年ぶり。まれに見る難コンディションを制したジョンストンは、トップから出たミッシェル・ロレンゾ-ベラ(仏)が前半4オーバーと苦戦する中、7番からの連続バーディで1アンダーとし、ヨースト・ルーテン(オランダ)と首位に並んで折り返す。
迎えた後半は、1ボギーに終わったルーテンに対し、ジョンストンは1バーディ、1ボギーと耐えて1アンダー70でホールアウト。2014年にチャレンジツアー2勝を挙げている27歳は、1打差でつかんだ初トロフィに「セベやファルド、ランガーのようなビッグネームの横に自分の名前が刻まれるなんて夢のようなこと」と喜びを表している。
前日の「75」で通算7オーバー17位タイまで後退していたガルシアは、6バーディ、2ボギーの内容でこの日のベストスコアを叩き出し、今季ベストフィニッシュを記録した。その他上位は、ルーテンが通算2オーバーの2位に入り、通算4オーバー4位タイに昨季覇者のジェームス・モリソン(英)とソレン・ケルドセン(デンマーク)。前日首位のロレンゾ-ベラやマーティン・カイマー(独)らが通算5オーバーの6位タイに続いた。