タイガー・ウッズ（米）とロッコ・メディエート（米）。カリフォルニア州のトリーパインズGCを舞台に繰り広げられた3年前の死闘が、今週同じ舞台で再現されるかもしれない。

　現地時間27日開幕の米男子ツアー今季第4戦、ファーマーズ・インシュランス・オープン（カリフォルニア州、トリーパインズGC）第1ラウンドを同組で回ることになったタイガーとメディエート。トリーパインズGCで開催された2008年全米オープンで19ホールにも及ぶプレーオフの大激戦を演じた2人が、今大会初日で再び相見えることになる。

　タイガーは前身大会のビュイック・インビテーショナルで2005年から4連覇。さらに2008年全米オープンを勝ったことでトリーパインズGCでは目下5連勝中だ。そんな相性の良い舞台をシーズン初戦に選び、万全の態勢を整えてきたはずのタイガー。メジャー通算15勝目を狙うマスターズまで残り2か月半となった今、ツアー未勝利に終わった昨季を払拭する復活Vを得意の大会で遂げたいところだ。

　一方、48歳のメディエートは昨季終盤のフライズ・ドットコム・オープンで8年ぶりとなるツアー優勝を飾るなど、ベテランながら実力は健在。3年前の全米オープンでメジャー初制覇を逃した雪辱に燃えているだけに、今大会では静かなままで終わるはずがない。