世界ランク1＆3コンビの勢いが止まらない。

　カリフォルニア州サンフランシスコのハーディング・パークGCを舞台に行われている米国チームとインターナショナルチーム（欧州を除く）が団体戦で戦うザ・プレジデンツカップは、2日目（現地時間9日）に突入し、2人のうち良い方のスコアを採用するフォーボール6マッチを行った。

　結果は両チームとも3勝3敗で対戦成績を米国チーム「6.5」、インターナショナルチーム「5.5」とし接戦が続いているが、米国チームの中で抜群の強さを発揮しているのが、世界ランク1位のタイガー・ウッズと同ランク3位につけるスティーブ・ストリッカーのコンビだった。初日は石川遼とジェフ・オギルビー（豪）ペアを圧倒し先制パンチを食らわせたが、2日目もオギルビー＆アンヘル・カブレラ（アルゼンチン）のコンビ相手に5アンド3とまたもや圧倒的な強さを見せつけた。最終マッチに登場したというのに、まだ他の組が決着する前に勝負を決める早業は初日と同じ。「お互いのことを知り尽くしているから、安心してプレーできる」と口を揃えるタイガーとストリッカーの円熟コンビは、ホームでのプレジデンツカップ死守を誓い合った。

　またこの日はゴルフのオリンピック競技への復活が決まり世界中が喜びに包まれたが、タイガーも「素晴らしい。皆がクビを長くしてオリンピックの本番を待つことになるだろう」とコメントし、正式種目復帰を喜んだ。だがタイガーにとって、まず遂行しなければならないのは目の前の勝負を1つ1つクリアすることの方だ。