“日本代表”として名誉をかけた戦いに挑む石川遼が、いきなり世界ランクNo.1のタイガー・ウッズ（米）と激突する。

　現地時間8日から開催されるザ・プレジデンツカップ（カリフォルニア州ハーディング・パークGC）にインターナショナルチームの一員として出場する石川は、ワクワクする気持ちを抑えきれずに笑顔と緊張が入り混じった複雑な表情を見せている。それでもタイガーとの対戦を熱望していたところ、いきなり初日から願いがかなうことになった。

　6つのフォーサムマッチ（2人1組で1つのボールを交互に打つ）が予定されている初日、石川はベテランのジェフ・オギルビー（豪）とコンビ組んで5組目に登場。タイガーと世界ランクNo.3のスティーブ・ストリッカー（米）という好調な2人と対戦する。

　キャプテン推薦選手の1人として石川を指名したグレッグ・ノーマン主将（豪）は、その能力を高く評価しており、ポイントゲッターとして期待している。

　プレジデンツカップの過去7回の対戦成績は意外にも、米国チームの5勝1敗1引き分けと一方的な形になっている。それだけに、一矢報いて流れを引き寄せたいインターナショナルチームは、1つ1つのマッチプレーを全力で戦い、実力を見せたいところ。