石川は逃げ切れず単独2位 黄が優勝 金庚泰の賞金王も決定
2015年11月29日(日)午後3:10
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国内男子ツアーのカシオワールドオープンが29日、高知県のKochi黒潮カントリークラブにて開幕し、最終ラウンドの競技を終了。ホストプロの石川遼は4アンダー68とスコアを伸ばしたものの、2位タイから出た黄重坤(韓)に逆転を許し、通算14アンダー単独2位で大会を終えた。
後続に1打のリードを持ってスタートした石川は、4番から3連続バーディをマークし、9番でもスコアを伸ばすなど、前半を終えてリードを3ストロークに。サンデーバックナインでも11番でバーディが先行したものの、12番パー4で痛恨のダブルボギーを喫すると、14番のボギーでついにトップをの座を明け渡す。トップタイで迎えた最終18番はバーディとしたものの、同ホールで黄がイーグルを奪い、今季2度目のホストVとはならなかった。
一方で、最終ホールでの劇的な優勝を決めた黄は、6アンダー「66」をマークし、通算15アンダーで2012年大会以来となる3年ぶりのツアー3勝目となった。通算11アンダー単独3位には連覇を狙った片山晋呉。通算10アンダー4位タイには、藤本佳則、永野竜太郎が入っている。ツアー通算13勝のブレンダン・ジョーンズ(豪)はイーブンパー72とスコアを伸ばせず、谷原秀人と並び通算9アンダー6位タイに終わっている。
また、賞金ランキングでトップを走る金庚泰(韓)は2アンダー70で回り、通算3アンダー31位タイに終わったものの、逆転での賞金王には今大会での優勝が絶対条件だった池田勇太が通算6アンダー12位タイ、宮里優作が通算4アンダー27位タイに終わったため、金の2度目となるタイトルが確定した。