国内女子ツアーの大王製紙エリエールレディスオープンが20日、福島県いわき市の五浦庭園カントリークラブで第2ラウンドの競技を終了。鈴木愛が6アンダー66でラウンドし、通算10アンダーで単独首位に立った。

　初日を「68」のトップタイで終えていた鈴木は、インスタートの11番でバーディを奪うと、13番でもスコアを伸ばし前半を2アンダーで折り返す。バックナインに入っても好調なプレーを続け、6番までに2つバーディをマークすると、上がり2ホールを連続バーディ締め。6バーディ、ノーボギーと完璧なラウンドで後続に2打差をつけ、今季初勝利へ最高の位置につけた。

　通算8アンダーの2位タイには2番から5連続バーディを叩きだした渡邉彩香、成田美寿々、表純子が並んだ。トップと3打差の単独5位には、賞金ランキング8位の上田桃子。前週大会で自身初の賞金女王を確定させたイ・ボミ（韓）は4アンダー68で回り、通算6アンダー6位タイに浮上している。

　現在賞金ランキング48位の香妻琴乃は26位タイから出たこの日を3アンダー69で回り、通算3アンダーで一ノ瀬優希、菊地絵理香、同47位の藤田幸希らと並び11位タイに浮上。一方、同ランク上位25名が出場する最終戦進出を狙う青木瀬令奈は1オーバー73とスコアを落とし、通算1アンダー23位タイに後退している。