国内女子ツアーの伊藤園レディスゴルフトーナメントが15日、千葉県のグレートアイランド倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。イ・ボミ（韓）が通算14アンダーで今季6勝目を挙げた。

　後続に2打差をつけてスタートしたイ・ボミは、6番でこの日最初のバーディをマークすると、9番でもスコアを伸ばし前半を2アンダーで折り返す。サンデーバックナインに入り、15番パー5をバーディとすると、リードを守り切ってノーボギーの「69」でホールアウト。初日から首位を守り続ける完全優勝となり、自身初の賞金女王が確定。さらに、史上初となる獲得賞金が2億円を突破して記録に華を添えた。

　通算12アンダーの単独2位には青木瀬令奈。前半で3バーディをマークすると、11番のバーディで一時はイ・ボミに追い付きはしたものの、13番パー5で痛恨のダブルボギー。17番パー3で距離のあるバーディパットを沈めて追いすがったものの、2アンダー70のラウンドとなりツアー初優勝はお預けとなった。通算10アンダーの3位タイには、賞金ランキング2位のテレサ・ルー（台）と堀琴音が入っている。

　青木と同じく2位タイから出た菊地絵理香は1オーバー73とスコアを落とし、通算8アンダーで不動裕理と並んで6位タイ。成田美寿々と笠りつ子が通算7アンダー8位タイとなっている。通算6アンダー10位タイには、アン・ソンジュ（韓）、大山志保、表純子、服部真夕らが並んでいる。