国内女子ツアーのNOBUTA GROUP マスターズGCレディースが22日、兵庫県のマスターズゴルフ倶楽部で開幕。自身初の大会連覇を目指す大山志保の前に、ホステスプロのイ・ボミ（韓）や前週からの連勝を狙うテレサ・ルー（台）らが立ちはだかる。

　昨季覇者・大山の対抗として最注目なのはやはりイ・ボミとルーの2人だろう。前週大会で今季5勝目を挙げたルーは、後続に4打差をつけての完全Vと内容的にも調子が上向きなのは明らか。イ・ボミも前週こそ12位タイに終わったが、前々週には今季5つ目のトロフィを手にし、シーズン最多獲得賞金の新記録を樹立している。大会ホステスとしてモチベーションもより高いはずだ。賞金ランクトップ2のどちらかが今季6勝目を手にする可能性は十分にあるだろう。

　その2人をはじめとした強豪を迎え撃つのは、2008年の大会初優勝から2011年、そして昨年と大会3勝を誇る大山。しかし、この大会も含め、複数勝利はあっても意外なことに大会連覇は未経験だ。「得意ではない。むしろ苦手」と今大会の舞台、マスターズゴルフ倶楽部に良い印象は持っていないとしているが、昨季の勝利は通算19アンダーでの完全優勝。今大会での連覇達成に期待感は大きい。

　そのほか、今大会には海外組の有村智恵、上原彩子も参戦。申ジエ（韓）、菊地絵理香、上田桃子、渡邉彩香といった賞金ランク上位の選手たちも優勝賞金2,520万円の獲得を目指してフィールド入りしている。