国内女子ツアーの今季公式戦第3戦、日本女子オープンゴルフ選手権競技は1日、石川県の片山津GCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。ロレックスランキング（女子世界ランキング）4位のユ・ソヨン（韓）が4アンダー68の好スコアで単独首位に立った。

　今大会の出場選手中、世界ランク最上位につける実力者のユは、インスタートの11番で幸先良くバーディ。前半はそこから伸ばし切れず1アンダーでの折り返しとなったが、迎えた後半。出だしの1番をバーディとすると、以降はスコアを落とすことなく2バーディを重ね、5バーディ、1ボギーの4アンダー68でフィニッシュ。後続に2打差をつけ、トップで第1ラウンドを終えた。

　上位陣は2アンダー70の2位タイにアン・ソンジュ（韓）、鈴木愛の2人。1アンダー71の4位タイには、5月の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でツアー初出場にしてメジャー制覇を果たしたチョン・インジ（韓）やアマチュアの新垣比菜（興南高2年）ら4人が続いている。

　そのほか、米ツアーを主戦場とする横峯さくらは2アンダーで迎えた後半に3つスコアを落とし、前週優勝の表純子らと並ぶ1オーバー73の13位タイ。今季4勝を挙げ、賞金ランキング首位を快走するイ・ボミ（韓）は2オーバー74で21位タイ。今季国内3戦に出場し、いずれも予選落ちとなっている宮里藍は5オーバー77で58位タイ発進となり、またも決勝ラウンド進出に黄信号が灯っている。また、連覇＆公式戦2連勝を狙うテレサ・ルー（台）は6オーバー78の73位タイと大きく出遅れた。