国内女子ツアーの今季公式戦第3戦 日本女子オープンゴルフ選手権競技が10月1日からの4日間、石川県の片山津ゴルフ倶楽部 白山コースを舞台に開催される。今季で第48回目を迎える歴史あるナショナルオープンで、トッププレーヤーたちがしのぎを削る。

　昨季はテレサ・ルー（台）の逆転メジャー初優勝で幕を閉じた今大会。例年強豪ひしめくフィールドで熱戦が繰り広げられるが、今季もロレックスランキング（女子世界ランキング）4位のリュウ・ソヨン（韓）や同6位のキム・ヒョージュ、同7位フォン・シャンシャン（中）といった世界の強者が参戦し、5月のワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ、そして全米女子オープンと日米のメジャー大会で初出場初優勝を果たした同10位チョン・インジ（韓）も注目選手の1人として出場する。

　さらに米ツアーを主戦場とする宮里藍、美香、横峯さくらもこぞってフィールド入り。なかでも2010年、2013年と大会2勝を誇る美香からは目が離せないが、予選ラウンドでは藍、ヒョージュとの豪華なペアリングとあって初日から大勢のギャラリーを引き連れてのプレーとなるだろう。また、2週前のマンシングウェアレディース東海クラシックで4位タイに入った横峯は藤田光里、ペク・キュユン（韓）とのティーオフが決まっている。

　そのほか、賞金ランキング首位を快走するイ・ボミ（韓）、上田桃子、申ジエ（韓）、菊地絵理香といった同ランク上位の選手や昨季大会でローアマチュア（単独3位）に輝いた永井花奈（日出高3年）をはじめ、勝みなみ（鹿児島高2年）、新垣比菜（興南高2年）ら有力アマチュアの活躍にも期待が集まる。世界レベルの戦いを制し、伝統のトロフィを掲げるのは一体誰になるだろうか。