国内女子ツアーの今季公式戦第2戦 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯が10日、長崎県のパサージュ琴海アイランドGCで開幕。日本一の称号をかけてトッププレーヤーたちがしのぎを削る。

　昨季は最終日を1打差の単独トップで迎えた鈴木愛が成田美寿々、申ジエ（韓）らの追走を振り切って優勝。2日目からの首位を守り切り、当時弱冠20歳ながら大舞台で堂々の初戴冠を果たした。さらなる飛躍を遂げるべく迎えた今季はトップ10入り7回を数えるも、そのうち2度をプレーオフ敗退での2位で終えるなどツアー2勝目まであと一歩のところで涙を呑んでいる。待望の今季初白星を今大会での連覇で飾りたいところだ。

　その鈴木にとって最大の敵は、前週大会でツアー史上初の2週連続完全Vを達成したイ・ボミ（韓）だろう。2012年大会覇者の同選手はディフェンディング・チャンピオンとして臨んだ昨季大会で予選ラウンド通過後に途中棄権を余儀なくされたが、勢いに乗って迎える今大会で3連勝となればツアー史上2人目の快挙達成。今季5勝目を華々しく飾ることは出来るだろうか。

　そのほか、前週大会でイ・ボミとのプレーオフに敗れた成田や賞金ランク上位のテレサ・ルー（台）、上田桃子、菊地絵理香、渡邉彩香らの活躍にも注目。また、三塚優子や諸見里しのぶ、藤田幸希ら王座奪還を目指すその他の歴代覇者からも目が離せない。今年で48回を数えるビッグトーナメントを制するのは一体誰になるのか。