国内女子ツアーのニトリレディスゴルフトーナメントが28日、北海道の小樽カントリー倶楽部を舞台に開幕。国内屈指の歴史を誇る名門コースでトッププレーヤーたちの熱き戦いの火ぶたが切られる。

　小樽カントリー倶楽部は1928年に開場し、これまで国内男子ツアーの公式戦などを開催したことでも知られている。国内女子ツアーの開催は今回が初めてだが、一番の見どころは16番ホールに設定された447ヤードのパー4。ツアーでも有数の長さとなるパー4だが、グリーン手前には池もあり、このホールをいかに攻略するかが優勝へのカギとなりそうだ。

　ディフェンディング・チャンピオンの申ジエ（韓）を筆頭にトッププレーヤーが多数参戦するが、やはり注目は地元出身の菊地絵理香と藤田光里だろう。藤田はルーキーイヤーだった昨季大会で2日目を終えた時点で9位タイにつけながらも最終日に「77」を叩いて失速。菊地とともに、今季はプロ初勝利を挙げた成長した姿を見せることができるだろうか。

　現在賞金ランキングでトップを走るイ・ボミ（韓）は、藤田と香妻琴乃とのペアリングで予選ラウンドをプレー。菊地は申と原江里菜と同組となっている。その他にも、昨季賞金女王のアン・ソンジュ（韓）、ツアー2勝目を狙う鈴木愛、前週優勝の服部真夕もフィールド入り。北の大地で優勝トロフィを掲げるのは一体誰だ?!