国内女子ツアーのNEC軽井沢72ゴルフトーナメントが14日、長野県の軽井沢72ゴルフ 北コースを舞台に開幕し、第1ラウンドの競技を終了。今季3勝目を狙うテレサ・ルー（台）が8アンダー64で単独首位で初日を終えた。

　2週前の全英リコー女子オープンでも単独6位と健闘したルーは、立ち上がりの1番からバーディを奪うと、3番からの7ホールで4バーディをマークし、前半を5アンダーで折り返す。後半に入っても勢いは衰えず、12番からの連続バーディ、そして16番パー5でもスコアを伸ばして、ノーボギーの「64」でホールアウト。5月のリゾートトラスト レディス以来となる優勝に向けて最高のスタートを切った。

　7アンダー65の単独2位には鈴木愛。3番から3連続バーディを奪うなど、計9つのバーディをマーク。前週のｍｅｉｊｉ カップではプレーオフに進みながらも西山ゆかりに敗戦。昨年9月の日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯を制して以来、ツアー2勝目に手が届きそうになりながらも届かない日々が続いているが、トップと1打差の好位置につけたチャンスをものにすることができるだろうか。

　5アンダー67の3位タイには、2週連続優勝をめざす西山、若林舞衣子ら5人が並んだ。トップと4打差の8位タイにはディフェンディング・チャンピオンのイ・ボミ（韓）、大山志保、申ジエ（韓）らが並んでいる。

　上田桃子は4番パー4でのダブルボギーが響き、菊地絵理香、山口すず夏（鵜野森中3年）らと同じ22位タイ。ホステスプロの原江里菜は2バーディ、1ボギーの1アンダー71で、藤田光里、前田陽子らと並び37位タイとなっている。